ミムラ:初の家政婦役に新髪形で挑む 長塚京三「共演楽しみ」 4月スタートの連ドラ「家族法廷」

「家族法廷」で初共演するミムラさん(右)と長塚京三さん=BS朝日提供
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「家族法廷」で初共演するミムラさん(右)と長塚京三さん=BS朝日提供

 女優のミムラさん(26)が家政婦役で、妻を亡くしたばかりの裁判官役の長塚京三さん(65)と初共演したBS朝日の連続ドラマ「家族法廷」が4月27日に放送を開始することが7日、明らかになった。これまでさまざまな役柄を演じてきた2人だが、共に初めての役柄で、“裁判官のホームドラマ”に挑む。

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 裁判官であり、一家の家長である62歳の小野寺達彦(長塚さん)は、結婚しておよそ40年、家に帰っても膨大な裁判資料に目を通す毎日で、家族のことは妻に任せてきた。その妻の死をきっかけに、達彦は今まで知らなかった家庭内のさまざまな問題に直面する。達彦は、プロの裁判長として、数々の難問に“判決”という結論を見いだしてきたため、家庭内の問題解決など簡単だと思っていた。しかし、現実は甘くなかった。わがままな家族たちは達彦の意見に耳を傾けるどころか、言いたい放題を繰り返し、事態は悪化するばかり。妻の死後に雇われ、家事をしながら独自の洞察力によって自分なりの解決策をアドバイスする家政婦・冴子(ミムラさん)の力を借りながら、達彦はばらばらになりかけた家族を無事まとめることができるのか……というストーリー。

 長塚さんは「台本を読んで、これはぜひやりたいと思いました。プロの裁判官が家に帰って、一私人として家族との問題にどう対処していくのか? 私も興味があります。このドラマは、昔ながらのせりふ劇。耳で聞いているだけでも楽しめるドラマだと思います。良い脚本と演技ができる俳優たちが集まり、そこに眼目を置いて演出をする監督がいて、面白い作品になるだろうと確信しています。 “人と話をする、人の話を聞く”ということで成立するドラマです。この作品が、ドラマをはじめとする“演劇”の原点になると、自分でも期待しています」と意気込みを語っている。

 ミムラさんは「プライベートに秘密を抱える役柄」を意識して前髪をたらした新しい髪形で今回の役に挑戦する。長塚さんは「クールビューティーのミムラさんとの共演も楽しみ!」と話しているが、ミムラさん自身も「家族を題材にした物語の中、唯一家族ではない立場からどのようなアプローチができるのか、長塚さんをはじめ個性あふれる方々とご一緒できるのをとても楽しみにしています。また、家政婦という役柄も初めてで、演じるにあたり身近なところに情報が少ないのですが、“この人を雇ってよかった”と実感してもらえるような家政婦像を目指したいです!」と話している。

 BS朝日の川島保男プロデューサーは「(昨年10月放送の)『刑事定年』では、地上波では見られなくなったワンセットホームドラマに挑戦し、視聴者の皆様にも大変好評でした。今回のその撮影方法を踏襲し、“懐かしくて新しい”スタジオドラマをBS朝日のドラマスタイルとして確立していきたいと考えています。地上波の完全デジタル化に向かう中で、BSデジタルの視聴者も日ごとに増えています。地上波に飽き足らない大人の視聴者が楽しめる、派手ではないがじっくりと楽しめる良質なドラマを提供するのがBS放送の役割だと思っています。この『家族法廷』は、文字通り家族のドラマです。笑いと感動を必ずお約束します。見終わった後で、家族とゆっくり語らいたくなる、そんなドラマを目指しています」とコメントしている。

 その他の以外の出演者は、六角精児さん、EXILEのTETSUYAさん、岩崎ひろみさん、松永玲子さん、宮崎香蓮さんら。脚本は「結婚できない男」「白い春」「特命係長 只野仁」などを手がけた尾崎将也さんらが担当し、「チームバチスタの栄光」「白い春」「おひとりさま」「結婚できない男」などで知られる植田尚さんらが演出する。4月27日から毎週水曜午後10時に放送(1回54分)。(毎日新聞デジタル)

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