DREAMS COME TRUE:昨年の冬フェス「WINTER FANTASIA 2010」12日に放送

DREAMS COME TRUEの昨年末の冬フェス「WINTER FANTASIA 2010」の様子
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DREAMS COME TRUEの昨年末の冬フェス「WINTER FANTASIA 2010」の様子

 2人組ユニット「DREAMS COME TRUE」の毎年恒例の冬フェス「WINTER FANTASIA 2010~DCTgarden“THE LIVE!!!”」の最終公演、クリスマスを目前に控えた12月23日に横浜アリーナで開催されたステージの模様が、WOWOWで12日に放送される。個性豊かなアーティストが登場する前半のパフォーマンスや、「DREAMS COME TRUE」が10年11月に発売した最新アルバム「LOVE CENTRAL」を収録曲順通りに再現する後半の「生ラヴセン」など、一時も目が離せないステージを展開する。

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 当日のステージで最初から熱気あふれる会場内にメロウな響きを鳴らしたのは、世界で活躍するトップギタリストのデヴィッド T. ウォーカーさん。ムーディーなクリスマスソングに、誰もがうっとりと酔いしれた。その余韻が残る中、サンタクロースの衣装にも似た、赤いミニワンピースで登場したのは、女性シンガー・ソングライターのLOVEさん。伸びやかで透明感のある歌声で冬の情景を音楽で浮かび上がらせる。

 続いて登場したロックバンド「FUZZY CONTROL」は、パワフルで重厚なサウンドと超人的なパフォーマンスでアップテンポの曲からミドルバラードまで表情豊かに歌い上げ、観客の目をステージにくぎ付けにした。包容力のある大きな体から発せられるソウルフルな歌声で会場を包み込んだのは中澤信栄さんだ。抜群のボーカル力とメリハリの利いた選曲で“大人のクリスマス”を演出した。

 パンクやガレージなどの要素を吸収したジャンクなサウンドを聴かせる3ピースのパンクバンド「Who the Bitch」も女性のツインボーカルならではのカラフルでファンキーなパフォーマンスと体に響くハードなサウンドで強烈なインパクトを残した。

 そして、いよいよ「DREAMS COME TRUE」が登場。事前に宣言していた通り、最新アルバム「LOVE CENTRAL」を収録曲順通りに再現する「生ラヴセン」を行った。

 ダークな曲を前半に収録しているアルバムで、「パフォーマンス的にも前半は、かなりわっるい感じに作ってきました。もし万が一、ちょっと気恥ずかしいとか、未成年のお子さまがいたら、そういう人たちは一応、(指の間からのぞくようなしぐさをしながら)こんなふうに体験していただけたらと思います」とちゃめっ気たっぷりにボーカルの吉田美和さんがガイド。

 「LIES,LIES.」では妖艶(ようえん)な笑顔を見せ、「ANOTHER JUNK IN MY TRUNK」ではセクシーなパフォーマンスを繰り広げ、アルバムのディープな世界が次々と目の前で展開された。「POISON CENTRAL」では挑発的な吉田さんの歌に引き込まれる。

 そんなダークな世界が一転、「FALL IN LOVE AGAIN」からは、花が一気に開いたかのような華やかさがステージ全体を包む。シングルとして発売された「ねぇ」では、誰もがその世界に引き込まれてしまう。「せつなくなぃ?」では、ドラマ仕立てのコミカルなパフォーマンスでにっこりさせたかと思うと、「生きてゆくのです」「GODSPEED!」「風切って行こう!」「MY DARLIN’DOGGYS♪」と、笑顔と元気をもらえる楽曲が続く。

 「BABYSのことを思って作った曲」と吉田さんが言う「THE ONE」で、この日のアルバム全曲披露はクライマックスを迎えた。客席に向かって次々と指を指しながら「you’re the one」と歌う吉田さんの姿に、観客の多くは胸が熱くなっていた。

 WOWOWでは、このとびきり豪華な冬フェスの模様を「DREAMS COME TRUE」のステージを中心に2時間に凝縮して独占放送する。音楽ファンであることの喜びや楽しさを存分に感じることのできるプレミアムな番組に仕上がっている。

 「WINTER FANTASIA 2010~DCTgarden“THE LIVE!!!”−ドリはNEW ALBUM「LOVE CENTRAL」全曲やります!−」と題した番組は12日午後7時から放送。さらにWOWOWでは、4年に1度のベストヒッツライブ「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2011」も放送が決定した。(毎日新聞デジタル)

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