ドラッカー:「マネジメント」エッセンシャル版、初のトップテン 「もしドラ」アニメ化効果?

ピーター・ドラッカーの「マネジメント−基本と原則(エッセンシャル版)」
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ピーター・ドラッカーの「マネジメント−基本と原則(エッセンシャル版)」

 4日発表されたオリコン“本”ランキング(9日付)によると、経営学者ピーター・ドラッカーの「マネジメント−基本と原則(エッセンシャル版)」(01年12月発売・ダイヤモンド社)が、週間1万9000部を売り上げ、BOOK(総合)部門で、前週の34位から一気に上昇、9位にランクインし初のトップテン入りを果たした。累積部数63万2000部となっている。

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 同書は、「マネジメントの父」と呼ばれるドラッカーが、自らのマネジメント論を体系化した「マネジメント−課題、責任、実践」を初心者向けにまとめたもので、同書をモチーフにした「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ、岩崎夏海、ダイヤモンド社)が昨年話題となり、ベストセラーとなった。同書も売り上げを大きく伸ばしたが、最高位は13位だった。

 「もしドラ」はアイドルグループ「AKB48」の前田敦子さん主演で映画化され、4月23日には前田さんが同映画の挿入歌でソロデビューすることが発表され、25日から、アニメ版「もしドラ」(NHK)の放送が開始した。「ビジネス書大賞2011」を受賞するなどの話題もあり、再び注目を集めた。(毎日新聞デジタル)

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