俳優の長塚圭史さんが17日、妻夫木聡さんと松山ケンイチさんが初共演する映画「マイ・バック・ページ」(山下敦弘監督)の特別試写会で、山下監督らとともに「青春の1日を振り返る!酔いどれトークショー」と題してビール片手に青春時代を振り返った。山下監督の映画「リアリズムの宿」(03年)で主演を務めた長塚さんは、「(今回の現場で)人の多さにびっくりしましたね。『リアリズム~』のときは、まさに低予算で寂しかったので。それが、ぱっと見たら妻夫木くんがいて(笑い)。(スタッフも)みんな立派になったなあと思ってうれしかったですねえ」と笑顔で話した。
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映画は「週刊朝日」や「朝日ジャーナル」の元記者・川本三郎さんがジャーナリスト時代に取材した事件をつづったノンフィクションが原作。60年代後半に、理想に燃えながら新聞社発行の週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木さん)が、先輩記者とともに梅山と名乗る男(松山さん)と接触。男は「銃を奪取し、武器をそろえて、我々は4月に行動を起こす」といい、沢田は疑念を感じながらも、不思議な親近感を覚える……という物語。忽那汐里さん、石橋杏奈さん、中村蒼さん、三浦友和さんらも出演。主題歌はボブ・ディランの名曲「My Back Pages」を奥田民生さんと「真心ブラザーズ」がカバーした。
妻夫木さん演じる沢田が憧れる東大全共闘議長・唐谷義朗を演じた長塚さんは、「二十歳のころは早稲田の学生で、まだ学生運動みたいなのがあって、同世代のクラスの人に『一緒に活動しようよ』って誘われましたね」と思い出話も披露。撮影現場では、役柄ゆえに長い演説のせりふも用意され「一生懸命覚えて行ったら、(監督から)『長いんでここからにしてください』って言われて、もう真っ白! 短くなってラッキーと思ったけど、最初はびっくりしちゃって」と苦笑いだったが、「最後まで見ると、いいなっていう映画。最後の最後まで見ると、現場の力みたいなものがきちっと香ってくると思う」ときっちりアピールしていた。
この日のイベントには、長塚さんのほか、京大全共闘議長の前園勇を演じた山内圭哉さん、山下監督も出席し、ビールを片手に映画や青春の日々についてトークを繰り広げた。映画は28日から全国ロードショー予定。(毎日新聞デジタル)
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