成海璃子:大河初出演も「未成年で酒豪役?」と困惑 12年「平清盛」

「平清盛」で平滋子を演じる成海璃子さん
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「平清盛」で平滋子を演じる成海璃子さん

 12年のNHK大河ドラマ「平清盛」に出演する女性キャスト9人が26日発表され、成海璃子さん(18)が大河初出演で、松田翔太さん演じる後白河天皇に嫁ぐ平滋子を演じることになった。武家から初めて天皇の母になった“シンデレラストーリー”の持ち主として描かれるが、大酒飲みという設定で、成海さんは「酒豪の役なんですが、お酒を飲んでどうなるかというのは、未成年なのでよく分からない。ですが頑張ろうと思います」と困惑したような笑顔を見せた。

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 この日は、主演の松山ケンイチさん(26)演じる清盛の正妻・平時子を深田恭子さん(28)が演じることが発表され、成海さん演じる滋子は、時子の妹。ドラマで滋子は、幼いころから輝くように美しく、平治の乱後、清盛と後白河との対立関係を修復するため、上皇となった後白河に嫁ぎ、後の高倉天皇となる子を生む。大酒飲みで何にでも徹底的に付き合い、はっきりと物を言うキャラクターで、わがままで気ままに過ごす後白河も滋子に心を開き、平家と王家に雪解けをもたらすという役どころ。磯智明チーフプロデューサーは「美しく、かつ肝が据わっていて、(時子を演じる)深田さんとの姉妹の見え方でいいと思った」と明かした。

 このほか、清盛の最初の妻・高階明子役に加藤あいさん(28)、側室の常盤御前役に武井咲さん(17)を起用。また、玉木宏さんが演じる源義朝の正室・由良御前を田中麗奈さん(31)、中井貴一さんが演じる清盛の育ての父・平忠盛の妻で清盛の育ての母・藤原宗子を和久井映見さん(40)が演じ、檀れいさん(39)と松雪泰子さん(38)が三上博史さん演じる鳥羽上皇の正室を争う藤原璋子(たまこ)と藤原徳子(なりこ)役となり、璋子に仕えた堀河局をりょうさん(38)が演じる。深田さんと和久井さん以外の女優陣は大河初出演となる。

 「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏の平忠盛の元で育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ね“武士の王”となり、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という視点で描かれる。清盛の20~30代をメーンに、清盛の死後、壇ノ浦の戦いまでをドラマ化する予定。(毎日新聞デジタル)

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