邦人を守るための極秘任務を遂行する外交官・黒田康作を織田裕二さんが演じた「アンダルシア 女神の報復」(西谷弘監督)の完成披露イベントが8日、東京都内で開催され、主演の織田さんら出演者が、映画の舞台となったスペインにちなんで国旗をモチーフにした赤と黄色の“スパニッシュ・ランウエー”に登場した。織田さんは開口一番「すごい映画ができました。出演者が言うのも恥ずかしいんですが、びっくりしました。見ながらいろんなリアクションしている自分がいる。本当に監督、すごいの作りましたね!」と興奮気味に西谷監督をねぎらった。
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映画は、スペイン北部に隣接するアンドラ公国で日本人投資家が殺害されるところから始まる。国際会議の準備でパリを訪れていた外交官・黒田は、事態把握のため調査を命じられるが、次第に事件の裏に隠された国際犯罪の闇に巻き込まれていく……という物語。事件のかぎを握るヒロイン・新藤結花を黒木メイサさん、黒田と対立し、過去の事件で心に傷を負ったインターポール捜査官・神足誠を伊藤英明さん、事件解決のための重要な情報を提供するフリージャーナリスト・佐伯章悟を、前作に引き続き福山雅治さんが演じている。
イベントには、織田さんと西谷監督のほか、黒木さん、伊藤さん、音楽担当の菅野祐悟さん、主題歌を担当するボーカルユニット「イル・ディーヴォ」が出席。この日のためだけに結成された38人のオーケストラがBGMを奏でる中、織田さんらが客席の間を歩いて登場した。織田さんは「バルセロナでのカーアクションのシーンは日曜日しか撮影できなかったので、日曜だけバルセロナに1カ月以上行きました。あんなに何度も行くとは」と振り返った。伊藤さんが「本物の銃を使って空砲で撮影した」と話すと、織田さんは「銃持つと(伊藤さんは)うれしそうな顔するんだ。僕は怖くてしょうがなかった」と苦笑した。織田さんや伊藤さんをほんろうする役柄にちなんで、「手玉に取りやすい男性は?」と聞かれた黒木さんは「それはもう、織田さんです」と即答し、会場を沸かせた。
「アンダルシア 女神の報復」は、09年の前作「アマルフィ 女神の報酬」の続編で、「アマルフィ」の公開時にドコモ動画用の連作短編「アマルフィ ビギンズ」を配信したところ、182万ダウンロードを記録。さらにファンの要望に応えるために1月からはドラマ「外交官・黒田康作」がフジテレビ系で放送された。西谷監督は「ようやく黒田シリーズに立体感が出たと満足しています。多くを語ってもしょうがない。フラットに見ていただきたい」と熱く語っていた。映画は25日から全国東宝系で公開。(毎日新聞デジタル)
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