ヒミズ:映画版は染谷将太が主演 同級生役を二階堂ふみ

映画「ヒミズ」に出演する染谷将太さん(左)と二階堂ふみさん
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映画「ヒミズ」に出演する染谷将太さん(左)と二階堂ふみさん

 古谷実さんのマンガを映画化した「ヒミズ」(園子温監督)の主人公・住田祐一を俳優の染谷将太さん(18)、同級生の茶沢景子役を女優の二階堂ふみさん(16)がそれぞれ演じることが明らかになった。染谷さんは「園監督作品への出演はずっと熱望していました。今回すごくうれしかったですが、決まった後、同時に怖さもありました」とコメント。二階堂さんも「園監督の映画に出てみたかったので、オーディションのときからドキドキでした。今回茶沢景子役が決まったときはうれしすぎて叫びました(笑い)」と熱い思いを語っている。

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 「ヒミズ」は、ギャグマンガ「行け!稲中卓球部」で知られる古谷さんが、ギャグを排して描いたシリアスな青春マンガ。01~03年に「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載、コミックスは全4巻が発売されている。平凡な人生にあこがれる中学3年の少年・住田(染谷さん)は、ある事件をきっかけに心に闇を抱え、学校へ行かずに「悪いやつ」を探すようになる……というストーリー。二階堂さんは、住田の同級生で、学校へ来なくなった住田を気にかける茶沢を演じる。

 園監督は映画化について「原作は大好きで何回も読み返していました。実写で映画化することは、大変な名誉であり、冒険だと思っています。この先の見えない不安な世界に住む若い主人公と一緒に、素晴らしい青春映画を作りたいと思います」と意気込んでいる。映画は12年春に公開予定。(毎日新聞デジタル)

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