注目ドラマ紹介:「それでも、生きてゆく」 瑛太主演で事件の悲劇乗り越える家族の姿描く

ドラマ「それでも、生きてゆく」の会見に出席した(前列左から)瑛太さん、満島ひかりさん、(後列左から)大竹しのぶさん、時任三郎さん、田中圭さん
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ドラマ「それでも、生きてゆく」の会見に出席した(前列左から)瑛太さん、満島ひかりさん、(後列左から)大竹しのぶさん、時任三郎さん、田中圭さん

 俳優の瑛太さん(28)が主演し、女優の満島ひかりさん(25)が連続ドラマ初ヒロインを務めるドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)の放送が7日始まる。ドラマは、中学生時代、友人に妹を殺された男と加害者の妹が、事件から15年目に出会い、悲劇を乗り越えて希望を見いだそうと生きる家族の姿を描く。「同・級・生」「東京ラブストーリー」などのドラマや映画「世界の中心で、愛をさけぶ」などを手がけた脚本家・坂元裕二さんのオリジナル作品。

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 第1話は、7歳の少女が殺され、犯人は14歳の少年という事件が発生し、それから15年後、被害者家族の両親は離婚し、家庭は崩壊していた。ある日、被害者の兄・洋貴は見知らぬ女性と出会う。女性は亜季を殺した加害者の妹・双葉で、彼女は、自分たち家族が行く先々でいつも「人殺しの家族」という密告が入って転居や職替えを余儀なくされているため、その密告をやめてもらうように頼みに来たのだった。双葉は洋貴と行動するうち、洋貴が密告者ではないと分かるが、被害者家族の思いを知り、戸惑う。一方、洋貴は双葉が加害者の妹と知らないまま、自分と同じ孤独感を感じていく……という物語。

 瑛太さんが洋貴、満島さんが双葉を演じる。加害者で名前を変えて社会復帰した双葉の兄・健二(文哉)を風間俊介さん(28)、洋貴の弟・耕平を田中圭さん(26)、双葉の妹・灯里を福田麻由子さん(16)、健二と双葉、灯里の母親を風吹ジュンさん(59)、その夫を時任三郎さん(53)、殺害された少女と洋貴、耕平の母親を大竹しのぶさん(53)が演じる。ほかに佐藤江梨子さん(29)、倉科カナさん(23)、柄本明さん(62)、段田安則さん(54)らが出演する。

 主題歌は小田和正さんの「東京の空」が起用され、劇中音楽はピアニストの辻井伸行さんが手がける。放送は毎週木曜午後10時~同54分。初回は15分拡大。(毎日新聞デジタル)

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