俺の空 刑事編:主演デビューの庄野崎さん、賞金100万円は「安田一平のようにパーッと」?

連続ドラマ「俺の空 刑事編」の主人公・安田一平役に決まった庄野崎謙さん(右)と共演の永井大さん
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連続ドラマ「俺の空 刑事編」の主人公・安田一平役に決まった庄野崎謙さん(右)と共演の永井大さん

 本宮ひろ志さんの人気マンガを連続ドラマ化する「俺の空 刑事編」(テレビ朝日系)の主役オーディションの10日に行われた同局での最終審査で、主人公・安田一平役に選ばれた福岡市の飲食店勤務、庄野崎謙(しょうのざき・けん)さん(23)はイベント後、報道陣の取材に応じた。優勝の報告は「まずは家族と応援してくれた友だちに言いたい」と語り、賞金100万円の使い道については「どうなるか分からないですけど、安田一平のようにパーッと使うかもしれないです」と笑みを浮かべた。

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 今後は、福岡から東京に移り住み、俳優一本で活動するといい、「いろんな作品に出たい。多方面で活躍できる役者というものを追い求めていきたい」と意気込んだ。共演したい俳優を聞かれると、オーディション期間中に対面した佐藤浩市さんの名を挙げ、「すごく迫力を感じたので、共演できたらすごく光栄」と夢見ていた。

 結果発表の際には審査員を務めた本宮さんに名前を読み上げられた瞬間、庄野崎さんは両手で顔を覆って感激の表情を浮かべ、「すごくうれしくて泣きそうで、頭真っ白ですが、ようやくスタートラインに立てたんじゃないか」と喜びをかみしめた。

 オーディションには全国から2700人の応募があり、書類審査、面接、演技テストなどをへて、一般投票の結果も加味して主役を選出した。庄野崎さんには、同ドラマでの主演デビューが約束されるほか、賞金100万円が贈られた。また、インターネット投票で最多得票数を獲得した鹿児島市の山口大地(やまぐち・だいち)さん(23)にも、「アメーバ賞」が授与され、ドラマ出演権が贈られることになった。

  「俺の空」は、日本屈指の財閥「安田グループ」の跡継ぎ・安田一平が花嫁を探して波瀾(はらん)万丈な旅をする様子を描いた本宮さんの人気マンガ。コミックスの累計が2400万部の売り上げを記録するベストセラーシリーズで、「刑事編」はその続編。旅を終えた一平が、自ら考える正義を実現するべく、いきなり警視庁の新米刑事となり、水死体発見のために私財を投じて湖を買収して湖水を別の場所へ移動させたり、麻薬流入を食い止めるために東南アジアルートの麻薬をすべて買い占めたりという型破りな発想と莫大(ばくだい)な財力、権力を駆使して、次々と立ちはだかる難事件を解決していく……という物語。ドラマでは、一平のライバルである東京地方検察庁の検事・武尊善行(ぶそん・よしゆき)役で永井大さん、ヒロインの女刑事・大川真弓役で国仲涼子さんが出演する。

 ドラマ「俺の空 刑事編」は、テレビ朝日系で10月期に毎週日曜午後11時~同55分の「日曜ナイトプレミア」枠で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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