報道ステーション:2代目スポーツキャスターに宇賀なつみアナ お天気には新人・青山愛アナ

「報道ステーション」の2代目スポーツキャスターを務める宇賀なつみアナウンサー(右)と、お天気コーナーを担当する新人の青山愛アナ=テレビ朝日提供
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「報道ステーション」の2代目スポーツキャスターを務める宇賀なつみアナウンサー(右)と、お天気コーナーを担当する新人の青山愛アナ=テレビ朝日提供

 テレビ朝日系の報道番組「報道ステーション」(毎週月~金曜午後9時54分)の新体制が30日、明らかになった。04年4月の番組開始から7年以上にわたってスポーツコーナーを担当してきた武内絵美アナが産休に入ることから、宇賀なつみアナが2代目のスポーツキャスターとなり、宇賀アナが担当するお天気コーナーの後任には、新人の青山愛(めぐみ)アナを起用する。新体制は8月15日の放送から。

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 宇賀アナは09年4月の入社と同時にお天気コーナーを担当し、毎日の予報や、各地から四季折々の風景などを伝えてきた。新たなスポーツキャスターへの挑戦に「震災以降、改めて“スポーツの力”というものを実感しています。私も同世代の選手の活躍に勇気づけられたことがたくさんありました。つらく悲しいニュースも多い中、明るく前向きな気持ちになれる大事なコーナー。スポーツの感動や興奮を、視聴者のみなさんと一緒に味わいながら、とにかく元気に! お伝えしていけたらと思っています」と意欲をみせている。

 また、青山アナに対して宇賀アナは「今まで天気コーナーの中で、北海道から沖縄までたくさんの自然や文化を取材してきて、自分の感性が変わったような気がしています。青山さんもぜひ、たくさん取材に出て、感じたままの気持ちを伝えてください。一緒に頑張りましょう!」とメッセージを送っている。

 お天気キャスターに抜てきされた青山アナは、広島県生まれの22歳で、今春、京都大学を卒業後、今年4月にテレビ朝日に入社したばかり。「父も大好きな『報道ステーション』のお天気コーナーを担当させていただくことになり、驚きもありますが、本当にうれしく思っています。みなさんとともに、季節の移り変わりを感じながら、丁寧に、真摯(しんし)にお天気をお伝えしていきたいと思います。全力投球で一生懸命頑張りますので、どうかよろしくお願いします」と意気込んでいる。

 東卓夫プロデューサーは「“報道ステーション育ち”の宇賀なつみアナウンサーは、お天気を担当した2年間で華のあるキャスターに成長しました。宇賀アナの秀でているのは、感じたことを自分の言葉で語る表現力、そして何より人を引きつける笑顔です。宇賀アナの2代目スポーツキャスター起用で、番組がより魅力的になると確信しています」と自信をみせ、新人の青山アナについても「持ち前の旺盛な好奇心とバイタリティーでお天気中継という『ニュースの現場』を駆け回り、番組のフレッシュな風になることを期待しています」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

 <プロフィル>

 宇賀なつみ うが・なつみ 東京都出身。25歳。立教大学社会学部産業関係学科卒。09年4月、テレビ朝日に入社した日から「報道ステーション」のお天気コーナーを担当。昨年秋に5夜連続で行った京都からの紅葉中継で、「美しい紅葉を見て、何をどう伝えようか毎晩言葉と真剣に向き合ったことが一番の思い出」という。趣味は旅行、読書。高校時代は応援部に在籍、隣の教室にも聞こえてしまう大声の持ち主。

 青山愛 あおやま・めぐみ 広島県生まれ。22歳。京都大学経済学部卒。幼少のころから13年間をアメリカで過ごし、学生時代は、モンゴルで1カ月間テント生活をしながらNGO活動に携わるなど、これまでに20カ国以上を旅行。今年4月にテレビ朝日に入社。「好奇心こそ原動力」がモットー。

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