内田恭子:“生吹き替え”に今年も緊張、中山秀征も「ドキドキ」

「第19回キンダー・フィルム・フェスティバル」のオープニングセレモニーに登場した内田恭子さん
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「第19回キンダー・フィルム・フェスティバル」のオープニングセレモニーに登場した内田恭子さん

 日本唯一の子供向けの国際映画祭「第19回キンダー・フィルム・フェスティバル」のオープニングセレモニーが12日、東京・日比谷公会堂で行われ、内田恭子さん、中山秀征さん、戸田恵子さんらが出席。映像に合わせて、生で日本語吹き替えを行う“ライブ上映”に初挑戦する中山さんは、「こういうアフレコっていうのはやったことないのでドキドキしています。リハーサルでは映画に見入って、どこを読んだらいいかわからなくなった。とにかくみなさんついてきて」とお願い。内田さんも「去年も一つだけやらせていただいたんですけど、緊張で何一つ覚えていない。今回もそうなりそう……」と苦笑いしていた。

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 同映画祭の実行委員長を務める戸田さんは「世界中の子供目線で作られたえりすぐりのフィルムが集まった。今年は3月11日に未曽有の大震災がありました。チームのみんなで被災地を回ってライブ吹き替えもさせていただきました。今回も素晴らしいフィルムがありますけど、本当に力があるものばかり。お子さん目線で作られたものですが、大人もハートウォーミングになれます。ぜひ楽しんで」と呼びかけた。

 セレモニーには、声優の山寺宏一さん、佐久間レイさん、フリーキャスターのジョン・カビラさん、マジシャンのマギー審司さんらも登場。山寺さんは「すばらしいフィルムがこんなにいろいろあったんだなって思いました。家族みんなで見てほしいものがたくさんあります」、佐久間さんも「あったかいんですね。言葉がなくても分かるくらいの作品がいっぱいあります」とアピール。宮城県気仙沼市出身のマギーさんは「ぼくは地元が被災したので、(被災地に)7回くらいは行きました。もう避難所は大体回ったけど、みなさん元気で、マジックをすると喜んでくれる。やっぱり風化されるのが一番怖い。まだまだこれからです」と訴えていた。

 同映画祭は、世界三大映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭児童映画部門の協力を得て92年にスタートし、今年で19回目を迎える日本唯一の子供たちの世界映画祭。12、13の両日には日比谷公会堂で、18~21日には「調布市文化会館たづくり」(調布市)に会場を移して開催する。上映作品は、「リサとガスパール」「はらぺこあおむし」「きかんしゃトーマス」など、世界各国のさまざまな子ども向け短編作品を多数上映する予定。映像に合わせて、戸田さんらが生で日本語吹き替えを行う”ライブシネマ”上映なども実施する。公募で選ばれた子どもたちが審査員として、キンダー・フィルム最優秀賞(グランプリ)を選考し、最終日の表彰式で発表する。(毎日新聞デジタル)

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