織田裕二:「単なるスポーツじゃない」と興奮しきり TBS「世界陸上 韓国テグ」制作発表

「世界陸上韓国テグ」制作発表会見に出席した織田裕二さん(左)と中井美穂さん
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「世界陸上韓国テグ」制作発表会見に出席した織田裕二さん(左)と中井美穂さん

 27日からTBS系で放送される「世界陸上 韓国テグ」の制作発表会見が21日、東京都港区のTBS放送センター内「世陸カフェ」で行われ、メーンキャスターを務める俳優の織田裕二さんとフリーアナウンサーの中井美穂さんらが出席した。織田さんは「陸上競技は、複雑なルールを覚える必要のないスポーツの原点だと思う。単なるスポーツじゃないなと感じるのは、興奮させられる、驚かされる上に感動がある。今年もそんな感動があるのかとワクワクしております」と熱い思いを語った。報道陣から「将来はお子さんにも世界陸上に出てほしい?」と聞かれると、「はあ、頑張ります」と苦笑していた。

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 中井さんとのメーンキャスターは、同局が放送を開始したアテネ大会(97年)以来8大会連続となる。織田さんはあいさつの際マイクを持つのを忘れるほど興奮した様子で「注目選手は全選手と言っていいくらい! 個人的にアリソン(・フェリックス)選手の初めての400(メートル)を注目しています。インタビューした時点では、まだ出場を迷っていたんですが、インタビューなのか脅迫なのか分からない感じで勧めた。大丈夫かな、と兄のような不思議な気持ちでドキドキしています」と語った。“世界最速の男”といわれるジャマイカのウサイン・ボルト選手については「彼と2人で話ができたが、前回と印象ががらっと変わった。相当なプレッシャーを感じていると思った。それをどう越えてくるのか……」と期待を寄せた。

 赤いドレスで登場した中井さんは「体格がよくてコンディションが万全でも、心がついていかなければその体を使いこなせませんし、その上に運がなければ国際大会で活躍できない。まさに体と心と運、今持っている選手は誰なのか、今持っている陸上選手を見ることができる」と織田さんに負けない熱さで語った。織田さんに対しては「すごく長い時間一緒にやっているのでチームワークが非常にいい」と話しつつ、「織田さん自身が熱いので、隣にいると熱い……。一緒に汗だくになりながら、感動をお伝えします。どれだけ私たちが熱いのかもセットで楽しんでほしい」と語った。

 「世界陸上」は、東西冷戦期にモスクワ五輪のボイコットなどを受け、政治や宗教などの壁を超え、陸上競技の世界一を決める大会として83年にヘルシンキで第1回が行われ、現在では2年に1回開かれている。今回のテグ大会は、27日の女子マラソンを皮切りに9月4日まで47種目が行われる。日本と時差のない韓国での開催ということで、ゴールデンタイムを中心にBS、CSチャンネルを含め約115時間放送する予定。

 会見には、織田さんと中井さん、フィールドリポ−ターを務める小谷実可子さんのほか、韓国・大邱(テグ)から衛星生中継で、初のアスリートゲストとして番組に登場する現役陸上選手の為末大選手や、女子マラソン五輪金メダリストの高橋尚子さんらも出席した。高橋さんは「私もかつて経験した瞬間を見逃さないようにして、選手目線で世界陸上をお伝えしたい」、為末選手は「今回は出場できないですが、グラウンドじゃなくメディアの立場で陸上の魅力を伝えたい。こちら側から感動を伝えます」とそれぞれ意気込みを語った。「世界陸上 韓国テグ」は27日~9月4日、TBS系で独占放送。開幕は27日午前7時半からの女子マラソンとなる。(毎日新聞デジタル)

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