織田裕二:「世界陸上」ポスター撮影  「こんなに力を入れたのは記憶にない」

8大会連続で中井美穂さんと「世界陸上」司会を務めることになった織田裕二さん
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8大会連続で中井美穂さんと「世界陸上」司会を務めることになった織田裕二さん

 27日からTBS系で放送される「世界陸上韓国テグ」のメーンキャスターを務める俳優の織田裕二さん(43)がこのほど、東京都内で番組のポスター撮影を行った。写真家の福田巌さん(68)を起用し、織田さんは「こんなに力を入れて1枚のポスターを撮ったのは記憶にないくらい」と話し、「ポスターだから口でどうのこうの説明できない。見た人がパッと受け止めて、どう感じるのかが楽しみ。僕の仕事は『伝える」ということなので『伝える』ということのキーワードを表現するにはどうすればいいのかを考えて、後はもう『撮ってください』と(福田さんに)お願いしました。非常に楽しかった」と撮影を楽しんだ様子だった。ポスターは中旬から首都圏の交通広告を中心として各所で展開される予定。

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 「世界陸上」は、東西冷戦期にモスクワ五輪のボイコットなどを受け、政治や宗教などの壁を超え、陸上競技の世界一を決める大会として83年にヘルシンキで第1回が行われ、現在では2年に1回開かれている。今回のテグ大会は、27日の女子マラソンを皮切りに9月4日まで47種目が行われる。日本と時差のない韓国での開催ということで、番組ではゴールデンタイムを中心にBS、CSチャンネルを含め約115時間放送する予定。TBSが放送を開始したアテネ大会(97年)以来8大会連続で織田さんとフリーアナウンサーの中井美穂さんがメーンキャスターを務める。また、現役の陸上選手の為末大選手が初のアスリートゲストとして現地から大会の魅力や注目選手をリポートする。 

 織田さんは「(福田さんは)100年前のレンズを集めていて今の技術では作り出せないレンズということで熱く語ってくれました。不思議な温かさのある写真で、力強さだけではない現役の人間の熱、血の感じ、体温が優しい感じがする」と熱く語った。「大ベテランの方と仕事ができたのはうれしい限り。いまだにチャレンジしている。『古き良き』ではないんですよ。古きを新しいデジタルと合体させてないものを作り出そうとしている。だから年齢とか肩書とかすべて超越して自分がいつも新鮮な旬のポジションにいる。いつも(福田さんは)勝負しているんですね。そういう感じを撮影の1、2日の短い期間に受けて、これは見習わなくちゃと思いました。(福田さんの)『なかったら作る』という姿勢は大好きです。探求心をその年まで持ち続けるっていうのは尊敬に値する。そういう人と仕事ができたのでいい1日でした」と撮影を振り返った。

 また、大会の見どころについて織田さんは「今度の大会はテグ。敵は何かといったら大阪大会と同様、湿気と暑さ。それに対して世界中の選手がどう変わっていくのか、どう対処するのか。一番大きな難しさはそこだし、そして(今大会の)魅力は時差がないこと。夜中に『もうちょっと起きていてください』って言わなくてすむこと(笑い)」と笑顔で話し、「家族で楽しめる番組」と今大会の魅力をアピールした。

 「世界陸上韓国テグ」は27日から9月4日、TBS系で独占放送。(毎日新聞デジタル)

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