三谷幸喜:母校・日大芸術学部で人生初講義 “教授”にとまどい WOWOW「三谷の大学」

母校の日大芸術学部で初講義する三谷幸喜さん
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母校の日大芸術学部で初講義する三谷幸喜さん

 脚本家で映画監督も務める三谷幸喜さんが23日、WOWOWで11月3日放送される自身の特集「三谷の日」の中の1番組「三谷の大学」の公開収録のため、母校である日本大学芸術学部(東京都練馬区)で人生初めての講義を行った。教室には約100人の学生が出席し、三谷さんに学生から質問されるコーナーで、「三谷教授」と呼ばれることに「僕、教授という設定になっているんですか? 教授かあ……」と慣れない肩書に戸惑っていた。

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 また、講義の後、記者から、再婚について聞かれた三谷さんは「ないです」ときっぱり否定。独り暮らしの生活にもまだ慣れないようで、「(1人だと)洗濯とかが大変ですよね。独り暮らしの人?どうやってるの?」と学生に話を振り、記者からの質問をはぐらかしていた。

 「三谷の日」は三谷さんの生誕50周年とWOWOW開局20周年を記念し、同局で15時間にわたって三谷作品を3チャンネルにわたって特集する企画で、今回の「三谷の大学」も放送する。番組は、三谷さんの作品を例に出した演劇論や脚本論などの講義や、学生からの質問コーナーを放送する予定。そのほか「三谷の日」では、監督映画「ラヂオの時間」や「笑いの大学」など、また作・演出を務めた舞台「ベッジ・パードン」などを放送。さらに、自身初となるテレビドラマで監督を務めた新作「short cut」も放送する。

 「short cut」は一度もカメラを止めない“ワンシーン・ワンカット”という画期的な手法で作られた2時間弱の長編ドラマ。脚本も三谷さんが手掛ける。葬儀の帰りに山道に迷い込んだ“冷めた”夫婦の物語で、果てしない口げんかの末、その関係が徐々に変化していく……というストーリー。笑いと少しの涙の中、「夫婦とは何か」「人生とは何か」を問う作品になっている。出演は中井貴一さん、鈴木京香さんら。11月3日午後9時から「WOWOWプライム」で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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