「戦慄迷宮3D」(09年)でアジア初の3D長編映画に挑んだ清水崇監督の3D映画第2弾「ラビット・ホラー3D」が公開中だ。10歳になる少年・大悟が、ある日、学校で飼っているうさぎを殺す。姉のキリコは口がきけず、大悟を止めようとしたが間に合わなかった。以来、大悟は学校に行かなくなり、夜になるたびにどこかに消えていく。キリコは必死に弟を守ろうとするが……というストーリー。
あなたにオススメ
葬送のフリーレン:テレビアニメ第2期 新監督起用の経緯
「戦慄迷宮3D」は、確かに野心的な作品であった。ただ、怖がらせることが趣旨でなかったために、「清水監督=ホラー映画」のイメージとのギャップに観客も戸惑ったのだろうか、興行的には成功しなかった。今作はどうかというと、前作同様、3Dで撮ることの意義をわきまえているというか、撮り慣れているというか、“アジアにおける3D映画の第一人者”との評判を覆さない仕上がりになっている。2作目ともなると余裕が生まれるのか、「戦慄迷宮3D」の場面を劇中に登場させる遊び心まで見せている。
登場人物の肩越しの映像が多い。そこから撮ることで、観客にその場にいるような感覚、宣伝文句的にいうなら“臨場感”を与える。スクリーンからはみ出す部分の切り取り方にも配慮されており、観客の目線を大事にしていることが映像からくみ取れる。映画の中の世界に自分がのみ込まれていく感覚。その身代わりとなるのが、満島ひかりさん演じるキリコであり、澁谷武尊くん演じる大悟だ。「不思議の国のアリス」「人魚姫」といったおとぎの世界をモチーフに、背筋が凍る恐怖映画とはいかないが、お行儀のよいホラー、ちょっとダークなファンタジーといった仕上がり。撮影は「天使の涙」(95年)や「花様年華」(00年)などのウォン・カーウァイ監督の作品で知られるクリストファー・ドイルさん。彼の手による幻想的な映像も見どころの一つだ。香川照之さん、大森南朋さんらも出演している。シネマート新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
世界一有名なネコとネズミが追いかけっこを繰り広げる人気シリーズ「トムとジェリー」の劇場版アニメ最新作「トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤(コンパス)」(クロックワークス配給)…
今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど、必ず“はじめて”の瞬間がある。そんな未経験ならではのドキドキを、本人に振り返ってもらうのが「私のはじめて」…
福山雅治さんが、2024年10月13日に長崎スタジアムシティ(長崎市)のこけら落としとして開催したフリーライブ「Great Freedom(グレートフリーダム)」を自ら映画化した…
福山雅治さんが、2024年10月13日に長崎スタジアムシティ(長崎市)のこけら落としとして開催したフリーライブ「Great Freedom」を自身の手によって映画化した「FUKU…
コロナ禍に無観客で演じられ、人の目に触れることがなかったため、高校演劇界で幻の名作と言われた同名の舞台の制作過程を追ったドキュメンタリー映画「走れ!走れ走れメロス」が東京・下北沢…