タレントの優木まおみさん(31)がギリシャ神話を題材にした3D映画「インモータルズ -神々の戦い-」(ターセム・シン監督)で日本語吹き替えを担当することになり、4日、東京都内のスタジオで行われた公開アフレコにゴールドのドレス姿で登場した。アニメの声優は経験済みだが、洋画の吹き替えは初めてという優木さん。「知恵の女神」アテナ役を務め、「(せりふの)言い回しが普段と全然違う。神様の威厳を作っていかなきゃいけないので大変ですね」と演技の苦労を話し、「普段バラエティーが多いので、前に出てシャキシャキ元気に話すことが多いんですが、その要素は求められていない。声に深みを出さなきゃ。神々しさを出すために大人っぽく話さなきゃ」と試行錯誤の役作りを語った。
ウナギノボリ
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映画は、映像の魔術師として知られる映像作家のシン監督と、グラフィック・ノベルを映画化した「300<スリーハンドレッド>」をヒットに導いたジャンニ・ヌナリさんとマーク・キャントンさんの製作陣が手を組んだ作品。オリンポスの主神ゼウスは、人類の平和と繁栄を危ぶませるハイペリオンの世界支配という蛮行を食い止めるべく、自らの手で鍛え上げた人間テセウスを送り込む。真の勇者の資質を持つテセウスは、みこの予言で自分の使命を知り、わずかな仲間を率いてアレス、ポセイドン、アテナらオリンポスの神々たちの奇跡に助けられながら、ハイペリオンの強大な軍隊に雄々しく立ち向かっていく。しかし、生き延びたハイペリオンは、地底に封印された闇の神、タイタン族を復活させてしまう……という物語。
優木さんは「私でいいのかと思ったこともありましたが、自分の幅を広げる意味でもチャレンジさせていただいた」と話し「私の声しかまだ聞いていないので、(劇場に)チェックしに行きたい。映像の美しさと迫力が売りだと思うので、ぜひ劇場で見てください。私の吹き替えも一生懸命頑張りますので、ぜひチェックしてください」とPR。完成した映画は誰と見に行く? と聞かれると、「普通に映画を見るなら友達となんですが、自分が声優として出ていて気恥ずかしいので、仕事をチェックする意味でも1人で行きたいですね」と笑顔で答えていた。
映画は11月11日に全世界で2D、3D同時公開。(毎日新聞デジタル)
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