注目ドラマ紹介:「謎解きはディナーのあとで」 嵐・櫻井が毒舌執事に 本屋大賞作をドラマ化

ドラマ「謎解きはディナーのあとで」の会見に登場した北川景子さん
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ドラマ「謎解きはディナーのあとで」の会見に登場した北川景子さん

 人気グループ「嵐」の櫻井翔さん主演で、11年の本屋大賞を受賞した東川篤哉さんの大ヒット小説を連続ドラマ化した「謎解きはディナーのあとで」(フジテレビ系)が18日からスタートする。櫻井さんが演じる“毒舌”執事・影山が、自身が仕える大富豪の令嬢かつ新米刑事の宝生麗子が解決できない事件を「お嬢様の目は節穴でございますか?」など暴言スレスレのせりふで解き明かし、事件の真相に迫っていくというユーモアたっぷりのミステリードラマだ。

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 原作は、個性的な登場キャラクターやテンポのある会話劇、犯人に相対することなく事件を推理してしまう“安楽椅子探偵”と呼ばれる謎解きの面白さで160万部を突破。ドラマは、主人公を影山にし、影山が麗子のディナーをサーブしながら事件を解決する“お決まり”の場面はそのままに、影山が麗子を心配してさまざまな事件現場へ変装して出かけるなどオリジナルの仕掛けを盛り込んでいる。

 櫻井さん演じる影山は、英国式の様式美にこだわり、ティータイムも欠かさない伝統派の執事。有能だが癖があり、毒舌を吐きながらも、持ち前のずば抜けた推理力で、麗子を手助けしていく。麗子を演じるのは北川景子さんで、世界に名をとどろかせる企業グループ「宝生グループ」の令嬢でありながら身分を隠して新米刑事として働いている。推理力のなさからいつも影山から暴言を浴びており、影山とのコミカルな掛け合いもドラマの見どころとなっている。

 そして、特異な輝きを放つキャラクターとして原作で人気のある風祭警部を椎名桔平さんが演じる。風祭は麗子の上司で、中堅自動車メーカー「風祭モータース」の御曹司という役どころ。金持ちであることをやたらと自慢したり、誰もが思いつくような推理を大発見したかのごとく口にするやや“残念”なキャラクターとして、ドラマをより一層コミカルに盛り上げる。

 第1話は、派遣社員の女性がコーポの自室で殺害される事件が発生。現場に到着した麗子は、ブーツを履いたまま殺されている被害者を見て違和感を覚える。捜査を終え、現場を離れた麗子の前に、新しい執事の影山が迎えにきた。ディナーの時、今日の事件を振り返る麗子。それを聞いた影山は突然「失礼ですがお嬢様。お嬢様はアホでございますか?」と暴言を言い放つ。不快に思う麗子をよそに影山は事件を推理していく……というストーリー。

 主題歌は「嵐」の「迷宮ラブソング」が起用された。ドラマは18日から毎週火曜午後9時に放送予定で、初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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