竹内まりや:「いのちの歌」をセルフカバー 満島ひかり主演ドラマ「開拓者たち」の主題歌に決定

「いのちの歌」をセルフカバーする竹内まりやさん
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「いのちの歌」をセルフカバーする竹内まりやさん

 シンガー・ソングライターの竹内まりやさん(56)が歌う「いのちの歌」が12年元日から放送される満島ひかりさん主演のドキュメンタリードラマ「開拓者たち」(NHK)の主題歌に決定した。同曲は竹内さんが08年の連続テレビ小説「だんだん」のイメージソングとしてMiyabi名義で作詞したもので、竹内さんは「年齢を重ねた今、自分の心と深くリンクする大切な歌となりました。永遠につながっていく尊い命を感じながらこの歌を聴いていただければ幸いです」とコメントしている。CD化され、12年1月25日に発売される。

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 ドラマは、日中国交正常化40年と同局のBSプレミアム放送開始を記念して制作された。満州事変以降、旧満州(現中国東北部)に移民した開拓団の一つ「千振開拓団」の実話を基にしている。満島さんは、口減らしのために開拓団員に“大陸の花嫁”として嫁ぐ主人公・ハツを演じた。旧満州へ渡った4人の兄弟が、敗戦とソ連侵攻によって、過酷な逃避行と避難生活を余儀なくされた後、日本に帰国し、栃木県の那須で新たな開拓に挑んだ姿を描く。

 「いのちの歌」は、村松崇継さんが作曲。「だんだん」では主演の三倉茉奈さんと三倉佳奈さんが演じるデュオ「Sweet Juno(スイートジュノ)」のオリジナル曲として登場した。ドラマ放送時には竹内さんの作詞であることは伏せられており、竹内さんが10年末に行った10年ぶりのライブで自ら作詞を手がけていたことを明らかにした。

 竹内さんは「時代背景や社会環境はどうであれ、人間にとっての幸福の原点は、家族や人々とともにささやかな日常をつつがなく生きられることだと常々感じている」といい、同曲の詞について「そんな気持ちと、生かされていることへの感謝をシンプルに表した」と説明。「開拓者たちの思いも、今という時代を生きる私たちの思いも、根源にあるものはきっと同じでしょう」と思いをはせている。

 CDは1000円、「いのちの歌」のピアノ伴奏と歌だけのピアノ&ボーカルバージョンを収録し、ピアノ譜が封入された初回限定盤もある。ドラマはNHKのBSプレミアムで12年1月1日から毎週日曜に放送。全4回で、初回は午後9時~同10時半、2回、3回は午後10時~同11時15分、4回は午後10時~同11時半。(毎日新聞デジタル)

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