第144回芥川賞を受賞した西村賢太さんの小説「苦役列車」の映画化が決定し、主演を映画「世界の中心で、愛をさけぶ」や「モテキ」で活躍する実力派俳優の森山未來さんが演じることが3日、明らかになった。森山さんは「『モテキ』に続いて、またダメな男の役をやるんだ」と苦笑したが、「2011年はこのダメ男で締めくくることにしました(笑い)」と意気込みを語っている。
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メガホンをとるのは、映画「天然コケッコー」で第32回報知映画賞の最優秀監督賞を最年少受賞し、11年公開の最新作「マイ・バック・ページ」で高評価を得た山下敦弘監督。台本を読んだ森山さんは「ストレートに『やります!』とは言えませんでしたね」と当初出演をためらったが、かねてより山下監督の作品への出演を希望していたこともあり、決心。(主人公の)貫多については「身近にいたらめんどくさいし、絶対友達になりたくないタイプかもしれませんが、生命力があってたくましく感じます」と語った。
共演は、NHKの連続テレビ小説「おひさま」でヒロイン陽子の夫・丸山和成を演じ、映画「白夜行」「軽蔑」などデビュー5年で出演映画20本以上の若手演技派俳優の高良健吾さんに決定。高校2年のころから山下監督の作品に出るのが夢だったという高良さんは「好きな監督だからって考えすぎず、自分のしたいことをしよう。監督に嫌われてもいいくらいのつもりで(笑い)と思ってます」と話し、森山さんについては「大好きなので緊張してます。がっつり共演するのは初めてなので、足を引っ張らないように、しょっぱいかんじにならないように頑張ります」と気合を入れている。
「苦役列車」は87年が舞台。日当5500円の港湾での日雇い労働にすがって、その日暮らしの生活を続けている19歳の北町貫多は、自業自得の素行の悪さと劣等ぶりに加え、父がとんでもない性犯罪者であったことからくる引け目から、恋愛にも、友情にも縁のない生活を送っていた。そんなある日、知り合った専門学生・日下部正二との友情が芽生えるが、将来の選択肢が豊富な日下部に猛烈な嫉妬(しっと)を抱くようになる。さらにひそかに思いを寄せる古本屋店員・桜井康子に対してもうまく距離を図れず、拒絶されてしまう。ひたすら酒と風俗におぼれるが、唯一人生で興味を持ち始めた作家の作品を片手に、筆を執り始める……という物語。
映画化について原作者の西村さんは「この小説には多彩な登場人物もなければ、起伏に富んだストーリーもない。一人の落伍者の内面描写が眼目だから、いわば活字でしか成立し得ない世界だ。しかし、これを異能の山下敦弘氏が手がけられると聞き、その映像化への危惧は霧散した。すべてを委ねた上で、客観的に完成を待ちたい」と期待を寄せている。映画は11月25日にクランクイン。(毎日新聞デジタル)
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