松山ケンイチ:松田聖子の「素敵です」に照れ笑い 12年大河ドラマ「平清盛」会見

12年のNHK大河ドラマ「平清盛」の会見に出席した松山ケンイチさん
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12年のNHK大河ドラマ「平清盛」の会見に出席した松山ケンイチさん

 俳優の松山ケンイチさん(26)が主演する12年のNHK大河ドラマ「平清盛」の初回放送分が完成し12日、東京・渋谷の同局で完成試写と会見が行われ、松山さんら出演者が出席。今作で大河ドラマに初出演する松田聖子さん(49)が、松山さんについて「圧倒されたり感動させていただいたり、素晴らしい」と絶賛し、「すてきです」と松山さんの顔をのぞき込むと、松山さんはしきりに照れ笑いを見せていた。

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 「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏のもとで育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ねて“武士の王”となり、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という物語。清盛は白河法皇の“落胤(らくいん)”で、忠盛が養子にしたという設定で描かれる。

 松田さんは白河法皇(伊東四朗さん)に愛された元白拍子(しらびょうし=歌舞を演じる遊女・芸妓)で歌舞音曲の名手・祇園女御(ぎおんにょうご)役で出演。清盛の成長を見守る人物で、今回は脚本家・藤本有紀さんのオリジナルアイデアで、後白河天皇(松田翔太さん)の歌の師匠として乙前(おとまえ)と名を変えて京に戻ると設定され、清盛や後白河天皇が迷いや孤独を抱えるときに相談相手となる。第2回と第18回以降には、松田さんの歌や舞も劇中に登場する。

 松山さんと松田さんは今作が初対面。松山さんは「周りのスタッフ全員から(松田さんは)『歌姫なんだぞ』『松田さんの前で変なことしたら許さないからな!』みたいなプレッシャーをかけられていた」と苦笑いで「ミスしないように頑張りました」と笑顔を見せた。「清盛にとって(祇園女御は)もう一人の母のような存在。母性があって何かあれば祇園女御のところに行って話をする。そういう母性、おおらかな空気感を松田さんは完璧に表現されていた。2人のシーンも楽しみにしていただければ」と話した。会見には清盛の父・忠盛役の中井貴一さん(50)も出席した。

 放送は12年1月8日から総合テレビで毎週日曜午後8時~同45分。初回は74分の拡大版。(毎日新聞デジタル)

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