山口智子:「向田邦子が、教えてくれること」 ゆかりの地や人を訪ねる新春特別番組に出演

特別番組「向田邦子が、教えてくれること~山口智子と考える“絆(きずな)”~」に出演する山口智子さん=BS朝日提供
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特別番組「向田邦子が、教えてくれること~山口智子と考える“絆(きずな)”~」に出演する山口智子さん=BS朝日提供

 女優の山口智子さん(47)が、没後30年たった現在も根強いファンがいる脚本家で小説家の向田邦子さんの足跡を訪ねる新春特別番組「向田邦子が、教えてくれること~山口智子と考える“絆(きずな)”~」(BS朝日)に出演することが16日、明らかになった。山口さんは04年のスペシャルドラマ「向田邦子の恋文」(TBS系)で向田さん本人役を演じた経験があり、今回白羽の矢が立った。山口さんは向田さんが生まれ、多くの時を過ごした東京と、多感な少女時代を過ごし、「故郷もどき」と表現した鹿児島を中心にゆかりの地と人々を訪ねる。

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 向田さんは81年、飛行機事故で51歳の若さで生涯を終えた。その突然の死から30年が過ぎた今もなお、生前の活動を知っている世代はもちろん、生きていた時代を知らない学生や20~30代の女性らに愛されている。

 向田さんの足跡をたどる旅は、東京・青山から始まる。青山は山口さんが青春時代を過ごした場所だ。山口さんは当時の思い出を振り返りつつ、ある小さな書店を訪れる。都会を象徴する華やかな表参道の交差点近くにたたずむ創業120年の山陽堂書店には、かつて向田さんが足繁く通っていたという。

 また向田さんは生前「う」と記した引き出しに、お気に入りの「うまいもの」のしおりを入れていたという。全国の名店の漬物や菓子がそろう中に、福島県いわき市の丸市屋の貝焼があった。この貝焼は今年は販売されなかったという。東日本大震災でウニが入手できなかったためだ。破壊された町、失われた家族……。大震災に見舞われた今年、向田さんが生きていてこの現状を知ったら、果たして何を伝え、どんな行動を起こしただろうか。

 山口さんは番組について「向田邦子を再発見するための旅は、彼女がこだわり続けた”家族”というものの存在と、その家族たちが暮らす日本という国を見つめ直す旅になりました。でもそれは、決して大げさなものではなくて、日常の、茶の間の、ほんのささいなことの中にあった小さな記憶の積み重ねでできているもの。時代や世代に関係なく、どんな人でも、心の中に持っている大切な絆の物語を思い返してもらえるものと思います」と話している。山口さんは番組で、向田さんに縁のある土地や人々を訪ね、作品の朗読を織り交ぜながら、向田さんの足跡をたどり、日本人の原点と日本人が生きる意味を探っていく。番組は12年1月3日午後9時~10時54分に放送。(毎日新聞デジタル)

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