大みそかに放送される「第62回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが29日、「NHKホール」（東京都渋谷区）で行われ、21年ぶりに出場する西田敏行さんが登場した。福島県出身の西田さんは「さっき（司会の）『嵐』のメンバーと（井上）真央ちゃんと面接して、僕も司会の時、逆の立場で（面接を）やったなと思い出した」と懐かしんだが、「今回は東日本大震災で被災された方々に対する思いを強くしてステージで歌わせてもらいたい。22年前、歌手として出た時とは趣が違います」と語り、「歌にすべてを込めて表現したい」と力を込めた。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　今回披露する新曲「あの街に生まれて」は西田さんの福島への思いをつづったもので、西田さんは「（この曲を歌うことを）僕から強く主張させてもらいました」と話した。

　今年の「紅白歌合戦」は「あしたを歌おう。」がテーマで、放送開始時間を昨年の午後7時半スタートから15分繰り上げ、歴代最長タイの午後7時15分～同11時45分（途中、5分間ニュースで中断）で放送される。（毎日新聞デジタル）