紅白歌合戦:リハーサル始まる 妊娠中のアンジェラ・アキ登場

紅白歌合戦のリハーサルを行うアンジェラ・アキさん
1 / 1
紅白歌合戦のリハーサルを行うアンジェラ・アキさん

 大みそかに放送される「第62回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで始まった。韓国女性グループ「少女時代」「KARA」、妊娠中の歌手アンジェラ・アキさんらが午前中からリハーサルに臨んだ。出産前ラストとなる紅白歌合戦と先日行われた武道館ライブについて「9カ月で出演するっていうのはなかなかないから自分にとっても記念だし、(大きくなったら)子どもに『一緒にステージに立ったんだよ』と話したい」とすでに母の顔。「子どもは元気だったら何にでもなってほしい。ミュージシャンは大変だから遠慮してほしい」と笑った。

あなたにオススメ

 アンジェラさんはゆったりしたニットにジーンズ、コンバースのスニーカー姿でリハーサル後の囲み取材に登場。妊娠9カ月ということで「(おなかの子の)日々成長を感じています。(性別は)どちらか分かっているっぽい」と話した。本番の衣装は「ジーンズとコンバース(のスニーカー)。上(トップス)は宇宙を意識して歌うのでそれに合った衣装です」と話した。

 今年の紅白歌合戦は、紅組・白組合わせて55組が出場。「あしたを歌おう。」がテーマで、司会は紅組が女優の井上真央さん、白組はアイドルグループ「嵐」が務める。これまでの対戦成績は紅組28勝、白組33勝。

 初出場は人気子役の芦田愛菜ちゃんと鈴木福くん、神田沙也加さん、椎名林檎さん、韓国女性グループ「KARA」「少女時代」、福島県出身の4人組バンド「猪苗代湖ズ」。松田聖子さんが10年ぶりに出演するほか、22年ぶりに千昌夫さん、21年ぶりに西田敏行さんが出場を果たすほか、被災地の支援に尽力する長渕剛さんが8年ぶり、松任谷由実さんが6年ぶりに出演する。

 番組では、3月11日に発生した東日本大震災で被害を受けた東北応援企画が設けられ、井上さんが同日に生まれた赤ちゃんとその家族との触れ合う様子が描かれるほか、嵐メンバーの櫻井翔さんが東日本大震災の津波で壊れたにもかかわらず音をよみがえらせたピアノを弾く。また海外から日本を勇気づけた人のメッセージを紹介するコーナー「『あしたを歌おう。』世界のメッセージ」で、米人気歌手のレディー・ガガさんが自身の活動拠点であるニューヨークから録画でパフォーマンスとメッセージを届ける。

 放送開始時間を昨年の午後7時半スタートから15分繰り上げ、歴代最長タイの午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)で放送される。(毎日新聞デジタル) 

テレビ 最新記事