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松山ケンイチ:笑う演技で清盛魅せる 大河ドラマを語る

テレビ
NHK大河ドラマ「平清盛」の一場面=NHK提供

 8日から放送開始するNHK大河ドラマ「平清盛」で主演を務める俳優の松山ケンイチさん(26)が、このほど同局で行われた会見で放送直前の思いを語った。松山さんは「(主役に決まった時は)これからどうなっていくかという気持ちが強かった。うまく想像できなかった」と主役発表時の会見を振り返ったが「今は自信を持って皆さんと話ができるようになった。早く見ていただきたいけれど、すんなり進むわけではない。いいものになるという自信はある。もうちょっと待っていただきたい」と力を込めて語った。

 「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏のもとで育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ねて“武士の王”となり、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という物語。清盛は白河法皇の“落胤(らくいん)”で、忠盛が養子にしたという設定で描かれる。松山さんは「(主役に決まってから)1年間で馬や弓の練習はもちろん、所作や舞のけいこもさせてもらって、世界観に入り込めるようになった。清盛をやらせていただく準備ができた」といい、「今は自信を持ってじっくり説明できていると思う」と笑顔を見せた。

 撮影について、松山さんは「長いものをじっくりと作っている。ドラマはまだ清盛の成長段階の演技をしている。いったん最初から台本を読まないと迷子になってしまうくらい広い」とその演技の苦労を語ったが、「ここまで細かく演じさせていただくのは面白い」と役者の顔を見せた。体調管理で気をつけていることを聞かれると「集中すると食事ができないときがあるので、(力を)抜くときに抜く。寝ることが一番大事なんで、撮影は押さないようにしています」と笑った。

 清盛については「自分がどうすれば面白い世になるか考えている。その時代の常識や規律を長い目で先を見ている感じがある。民と王家の差別にとらわれないで、心を軸にした行動を純粋にしてやっている。出生の秘密はあるが、ふさぎ込むことはせずに、民が笑っていられる世を作っていく」と説明し、自身の演技については「常にエネルギーを出していくことを大事にしています。ネガティブな力もプラスに変えていく清盛を、僕は笑う演技で表現したい。自分の中のネガティブや世の中のネガティブを吹き飛ばしたい。自分の変化の場面でも笑いたい。清盛の純粋ゆえの怖さも後に出てくるんですが、そういうところを楽しみにしてほしい」と語った。

 ドラマを通して伝えたいことを聞かれると、松山さんは「今の人は、何でも調べて自分で経験しないで、分かったふうに誰かの意見に沿った生き方をしてしまっている気がする。それって自分の生き方なのかなと考えることがよくあった。清盛はどこにも属さない野良犬だから(その姿で)みんなを勇気づけることができるんじゃないか。答えを自分で動いて見つけることを、考えてもらいたい」と熱く語っていた。放送は12年1月8日から総合テレビで毎週日曜午後8時~同45分。初回は74分の拡大版。(毎日新聞デジタル)

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