沢尻エリカ:名女優になりきりファッション誌表紙飾る

女性ファッション雑誌「sweet」2月号の表紙を飾った沢尻エリカさん『sweet』2月号(宝島社)/(C)BeeTV
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女性ファッション雑誌「sweet」2月号の表紙を飾った沢尻エリカさん『sweet』2月号(宝島社)/(C)BeeTV

 携帯電話放送局「BeeTV」のドラマ「L et M(エルとエム)」で約4年半ぶりに女優復帰する沢尻エリカさん(25)が6日、同ドラマに衣装プロデュースとして参加する女性ファッション誌「sweet」(宝島社)の2月号(1月12日発売号)で同雑誌初となるモノクロ写真で表紙を飾ることが明らかになった。特別企画「往年の名女優なりきり特集」として、映画「ティファニーで朝食を」(1961年)のオードリー・ヘプバーンさんになりきった沢尻さんは、「女の子だったら絶対憧れてしまうシチュエーションでの撮影でしたね。全体を通していいバランスに仕上がっていると思います」と力を込めた。

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 特集ページには、ヘプバーンさんのほか、ブリジット・バルドーさん、ジェーン・バーキンさん、イーディー・セジウィックさんなどの往年の名女優たちに扮(ふん)した沢尻さんの写真を掲載。沢尻さんは、「もう全カットお気に入りです。ピカイチはやっぱりバルドー。写真もヘア&メークも衣装もすべて含め、“ハマった!”っていう感じでした」と出来栄えに大満足のようだった。

 ドラマは、見た目も性格も対照的な女性“エル(L)”と“エム(M)”を主人公に、「本当にいい女とは?」「自分の運命の人とは?」のテーマに基づき繊細な女心をリアルに描くラブストーリー。フレンチレストランでシェフとしてバリバリ働く男勝りな28歳・絵留(沢尻さん)は、恋愛に関しては純情で奥手。ひそかに思いを寄せる年上の男性・真一とは6年前に知り合い友人関係になったが、「好きだ」とは言い出せないまま、真一は結婚してしまう。一方、レストランのウエートレスとして働く自由奔放な絵夢(沢尻さん)は、恋愛に関してグイグイいく小悪魔タイプ。今は何でも話せる年下の男友達・啓と中途半端なまま。そんな2人はある日、タクシーに乗る際に偶然男性と出会い……というストーリーが描かれる。映画「天使の恋」(09年)の寒竹ゆり監督がメガホンをとる。

 約3週間のドラマ撮影を終えた沢尻さんは、「役者業に復帰してみて改めて、想像していた以上におもしろかったと感じました」と満足げ。寒い日が続いたという撮影については、「もしかしたら風邪をひいちゃうかもと思う瞬間もありましたが、その日は栄養を求めて火鍋を食べに行きました。そうしたら一気によみがえりましたね。私、体はわりと強いほうなんです」と振り返った。

 自身が演じた役柄との共通点について沢尻さんは「演技していくと新たな人間像が蓄積されていったり、そうすることで人生や役柄の方向性が若干修正されていくんです。それがお芝居の醍醐味(だいごみ)でもあるのですが、演じる前に思い描いていた『こんな子なのかな?』という想定と自分自身とではふたりともまったく違う感じでした」と明かした。また、ドラマの見どころについて「絵瑠と絵夢という真逆な女の子を演じ分けられたということも自負していますし、『この子はこういう子だな?』『こういう子いる』という感じで、みなさんにも楽しんでいただけると思います」とアピールした。

 ドラマは12年2月1日から配信され、毎週月曜更新。1話約5~7分、全12話の予定。(毎日新聞デジタル)

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