注目ドラマ紹介:「ストロベリーナイト」 竹内結子が刑事を熱演 連ドラ化で“深み”増す

連続ドラマ「ストロベリーナイト」の完成披露試写会に登場した竹内結子さん
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連続ドラマ「ストロベリーナイト」の完成披露試写会に登場した竹内結子さん

 女優の竹内結子さんが主演する連続ドラマ「ストロベリーナイト」(フジテレビ系)が10日、スタートする。シリーズ累計160万部を突破した誉田哲也さんのミステリー小説が原作で、竹内さん演じるノンキャリアながらも異例のスピード出世を遂げた警視庁捜査1課の主任警部補・姫川玲子が、事件や謎の解明に挑む本格サスペンスだ。

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 10年11月にスペシャルドラマとして放送され、竹内さんが刑事役に初挑戦し、衝撃的な内容で話題となった。今回の連続ドラマは、姫川玲子シリーズの原作「シンメトリー」「ソウルケイジ」「感染遊戯」などを基に展開。息もつかせぬサスペンスに満ちたストーリーだけでなく、登場人物の悩みや悲しみ、葛藤も深く描写し、玲子の心象風景や彼女を取り巻く人間たちとの関係を掘り下げる。単に事件を追う刑事ものではなく、刑事たちの生き様、玲子の仕事への真摯(しんし)な思いやプライドを描く奥の深い作品を目指したという。

 連続ドラマ化にあたり、スペシャルドラマに出演した主要キャストが再集結した。玲子を信頼し、恋心も抱いている部下の巡査部長・菊田和男役に西島秀俊さん、玲子の天敵“ガンテツ”こと勝俣健作警部補役に武田鉄也さん、日下守警部補役に遠藤憲一さん、玲子のよき理解者である今泉春男警部役に高嶋政宏さん、亀有署の刑事・井岡博満役に生瀬勝久さんなどが出演。さらに新メンバーとして、玲子の部下の葉山則之役に小出恵介さん、湯田康平役に丸山隆平さんが加入し、物語をもり立てる。

 第1話は「シンメトリー」。10年前、100人以上の死傷者を出した列車転覆事故。飲酒運転でその事故を引き起こした米田靖史(北上史欧さん)が、5年という刑期で出所した。ある日、米田が列車事故と同じ場所でれき死する。死体は、左右対称に真っ二つになっており、玲子らは自殺と他殺の両面から捜査を始める。そんな中、玲子は、列車事故で死亡した少女を最後まで必死に助けようとした徳山(滝藤賢一さん)という駅員がいたことを知る。徳山は駅員をやめ、現在行方不明になっていた……というストーリー。

 主題歌はGReeeeNの「ミセナイナミダハ、きっといつか」が起用された。ドラマは10日から毎週火曜午後9時~同54分に放送。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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