KAT−TUN:科学特番でたけしと初共演 世界の謎を最新科学で分析

 イースター島のモアイ像など世界に残されている歴史の謎を、ビートたけしさんと人気グループ「KAT−TUN」が最新の科学で分析するスペシャル番組「たけしの超新説研究所 最新科学が歴史を暴く」(日本テレビ系)が3月20日に放送される。KAT−TUNと初共演となったたけしさんは「この子たちはアイドルなので、俺困っちゃうよね」と笑いながらも、「こういう(科学バラエティー)番組は大体NHKが多いので、(民放の)地上波で流れるのがうれしいね。荒俣宏さんなどのお力もあり、見事なバラエティーになりました」と自信をみせている。

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 番組は、最新科学でさまざまな歴史上の謎に挑み、ナショナルジオグラフィック社の制作チームなどと協力した大規模な実験を通して検証する。KAT−TUNのメンバーは、スペシャルリポーターを務め、田中聖さん、田口淳之介さん、中丸雄一さんの3人がイースター島などの海外ロケに挑戦。亀梨和也さんはスタジオで最新科学を紹介したほか、上田竜也さんも視聴者を代表して素朴な疑問をぶつけた。

 衛星放送の「ディスカバリーチャンネル」や「ナショナルジオグラフィックチャンネル」などをよく見ているというたけしさんは、今回取り上げられたテーマは全部知っていたといい、「今後検証してみたい謎は、歴史教科書をみるといくらでもあるんじゃないかな。源義経の壇ノ浦の戦いでの八そう飛び、一ノ谷の戦いでの逆さ落としとかいろいろあるじゃない。戦国時代の勝負も(最新科学で検証すれば)やれたこととやれないことがはっきりしていく。危険がない程度に歴史検証をしたいね」と語った。

 たけしさんとの初共演に緊張したという亀梨さんは「ドラマやアニメで見ていたものが現実的に作ることが可能な世の中になってきている。何十年後かに今日見た技術や機械が当たり前になる世界がくる。だからこそ忘れちゃいけないものを改めて考えなきゃいけないのかな、とも思いました」とコメント。クレタ島近くの海底から発見された謎の装置についてのギリシャロケに臨んだ田口さんは「新説も出てきて、これが世の中に広まってくれればうれしいですね。そしてたけしさんの前で自分のギャグがやれたことがうれしかったです(笑い)」と振り返った。

 イースター島でのロケを行った田中さんは「小さいころは、カッパ、人魚、ツチノコを探していたんです。カッパ捕獲許可証も持っています。モアイ像もずっと見たかったので、とてもうれしかったです」とコメント。中国の始皇帝陵に眠る8000体もの兵馬俑(よう)の謎で中国を訪れた中丸さんは「ものすごく迫力がありました。VTRでも伝わると思いますので、ぜひ見てもらえたらと思います。ただ個人的には(始皇帝稜の)山を見たときのリアクションがかなりひどかったので、今後の課題です。海外の歴史だけでもこんなに興味がわくのであれば、国内の謎はもっと興味がわくんじゃないかと思います」と語った。

 また、スタジオで疑問を投げかける役回りだった上田さんは、「素朴な疑問はもっともっといろんなところで出て来たんですけど、今回は代表的なものだけさせてもらいました」と語り、「エヴァンゲリオンにハマっているのでロンギヌス(のやり)をみたときにあれはほしいと思いました」と笑わせた。

 國谷茉莉プロデューサーは、「日ごろ、クールでカッコいいイメージの強いKAT−TUNが、海外にまで飛んで体を張って実験をし、新設を検証していく懸命な姿が、博識のたけしさんとどう化学反応を起こすのか期待した」と起用の理由を説明。対面時は想像以上の盛り上がりだったといい、「KAT−TUNの皆さんも『緊張するよ~』と口にしながらも、番組の合間にはプライベートな質問を投げかけるなど積極的にたけしさんに話しかけていて、たけしさんもそんな5人を温かく包み込んでくださるというか、非常に良い雰囲気でした」と撮影の感想を語っている。

 「たけしの超新説研究所 最新科学が歴史を暴く」は、3月20日午後9時~11時18分放送。(毎日新聞デジタル)

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