南キャン山里:オードリー若林との異色コンビ「たりないふたり」が深夜番組に

新番組「たりないふたり −山里良太と若林正恭−」に出演するお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さん(左)と「オードリー」の若林正恭さん
1 / 1
新番組「たりないふたり −山里良太と若林正恭−」に出演するお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さん(左)と「オードリー」の若林正恭さん

 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さんと「オードリー」の若林正恭さんという異色のコンビによる新番組「たりないふたり −山里亮太と若林正恭−」(日本テレビ)が4月にスタートすることが25日、明らかになった。人気お笑いライブ「潜在異色(せんざいいしき)」のスピンオフ企画として誕生した異色のコンビによるお笑いライブのテレビ化で、山里さんは「夢だった番組なので、すべてを出させていただきます! いろいろなものが足りない2人が、楽しく四苦八苦し続けますので、楽しんでいただけたら」と意気込んでいる。

あなたにオススメ

 番組ディレクターに同ライブを「テレビでやりたい」と熱く語っていたものの、番組企画が進行中にもかかわらず、何も教えてもらっていなかったという若林さんは、「そういうことに対して、『アウトレイジ』みたいな状態なんです。今。全員悪人になっている感じ。絶望しましたね。この絶望を抱えたまま、これから番組をやっていかないといけない」と胸中を語り、「この『たりないふたり』は泉が“自分たちの心の闇”。際限なく資源が残っていると思うので、いくらでも企画が出てくると思う。あとは、『なに、この時代に、エッジを利かせたことをやってんだよ!』という声にどれだけ耐えられるかですね。誰かにそういう声をかけられると、泣いちゃうかもしれない(笑い)」とひねくれながらも、意気込みを語っている。

 「潜在異色」は、山里さんとアンガールズの田中卓志さんが、「芸人の内面に潜在的にある異なった色を見せるライブ」として08年4月から不定期に開催してきたお笑いライブで、同名ライブを基に企画されたバラエティー番組も10年に同局で放送された。「たりないふたり」は、「潜在異色」のスピンオフ企画として開催されたお笑いライブで、社交性や恋愛、社会性が足りない……そんな人間として“たりない”山里さんと若林さんの2人が、自身のコンプレックスを最大限に生かすというコンセプトで行われた。

 今回の番組では、お笑いライブのコンセプトもそのままに、「社交性がたりないふたりの“飲み会の断り方”」と題して、自らのエピソードをベースにした漫談を披露したり、恋愛のうわさひとつない2人が、妄想を繰り広げる「恋愛がたりないふたりの“妄想ラブストーリー”」、2人がさまざまな言葉を駆使する「言葉がまだまだたりないふたりの“大喜利”」、ツッコミ役の2人による斬新な漫才といった企画を考案中。番組ディレクターの安島隆さんは、「とにかくお二人のつま先からてっぺんまで、全ての箇所をほじくり返して『自分』を抽出していただければと思います。2人ともいい感じに腐っていらっしゃるので(笑い)。視聴者の方にとって、面白いものになると思います」と期待している。

 新番組「たりないふたり −山里亮太と若林正恭−」は、日本テレビ(関東ローカル)で4月からスタート予定。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事