エンタの神様:ネタ見せ芸人が口々に番組復活を熱望 2年ぶりにSPで放送

復活を喜ぶ「エンタの神様SP」の出演者たち
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復活を喜ぶ「エンタの神様SP」の出演者たち

 2年ぶりに復活する日本テレビ系の人気お笑いネタ見せ番組「エンタの神様」の特別番組「エンタの神様SP」の収録が15日、同局で行われ、ネタ見せ直後に出演した芸人たちが取材に応じ、復活の喜びを語った。お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんは「この番組で見つけてもらわなかったら、たぶんお笑いをやめていた。すごく大事な舞台でした」としみじみと語り、「ドランクドラゴン」の塚地武雅さんは、「背景の『エンタの神様』という文字を背負いながらネタをやるのがいい」とうれしさをにじませた。お笑いトリオ「東京03」の飯塚悟志さんは「番組が終わって営業が決まりにくくなったので、誰よりも復活を願っています。死活問題です!」と訴えた。

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 「エンタの神様」は03年にスタート。フリーアナウンサーの福澤朗さんと女優の白石美帆さんが司会を務め、「ギター侍」の波田陽区さん、「武勇伝」のお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」のほか、青木さやかさんや陣内智則さんらが、同番組の出演をきっかけにブレーク。売れっ子芸人の登竜門的な役割を果たしていたが、10年3月に終了した。今回のスペシャルでは、同番組をきっかけにブレークしたお笑い芸人が出演し、新ネタを披露するほか、過去の映像も放送する。

 福澤さんは「2年間がとても長いようだったが、いざ始まると体が覚えている。全然古さを感じないし、皆さんのパワーをずっしり受けて元気になりましたね」と興奮気味に語ると、白石さんも「当時やっていたネタがこんなに進化したんだ(と思った)。各芸人さんの持ち味も変わっていて、すごく新鮮でした」と同意した。久々の収録に、陣内さんは「楽しもうと思って来たんですが緊張しましたね。ほかの芸人に成長した余裕があったから……」と振り返り、「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんは「今までの『武勇伝』をやりつつ、新しいリアルなものも入れました。明らかにパワーアップしています」を胸を張った。

 番組のファンに向けて、スリムクラブの真栄田賢さんは「当時見てくれたお子さんが大きくなっている。親子で懐かしみつつ、パワーアップしたネタを楽しんでもらえば」と話し、塚地さんは「番組で使用されていた『絶妙個性派コンビ』というキャッチフレーズがすごくお気に入り。あのころより個性は強くなっていると思う」と自信を見せた。「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さんは「また『エンタの神様』のお話が来たら、『武勇伝』をやり続けたい」と宣言。「パンクブーブー」の佐藤哲夫さんは「『エンタ』に出た回数は少ないけれど見てくれた方は多い。コントをしっかりやったのはこの番組だけだったので、復活したらまたコントをやりたい」と話していた。4月7日午後10時~10時54分に放送。(毎日新聞デジタル)

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