福原美穂:天海祐希の一押しでドラマ初出演 ママさんコーラスのメンバー役で 

 シンガー・ソングライターの福原美穂さんが、天海祐希さん主演で4月から放送される連続ドラマ「カエルの王女さま」(フジテレビ系)にママさんコーラスのメンバーで元ヤンキーのシングルマザー羽田南役でドラマ初出演することが17日、明らかになった。天海さんが、米ロサンゼルスの教会でゴスペルを歌う福原さんの映像を目にしていたことがきっかけで出演が決定した。福原さんは「今までと違う、新しい日々に感じたことのない思いに出会い続ける毎日ですが、最後の最後まで妥協せず、自分に厳しく成長していけるように、共演者のみなさんを見習い、頑張っていきたい」と語っている。

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 ドラマは、天海さん演じるブロードウェー帰りのミュージカルスター倉坂澪が“ママさんコーラス”グループ「シャンソンズ」を立て直していく物語で、米人気ドラマ「glee(グリー)」で用いられた合唱スタイル「ショークワイア」を取り入れ、ダンスなどのパフォーマンスとともに歌を表現するコメディー。日本でミュージカルスターとして活躍し、ブロードウェーを目指したものの挫折した澪(天海さん)が、「シャンソンズ」を立て直すために嫌々ながら帰国する。しかしメンバーは主婦、大学生、元キャバクラ嬢など素人ばかり。澪はがくぜんとしながらも、強烈な指導法でメンバーを鍛えていく。毎回、最新曲や「風になりたい」「浪漫飛行」など懐かしのヒット曲、歌謡曲、演歌など日本の名曲が登場する。

 福原さんは「日本を音楽で明るくしたい」という制作者の意図を聞き、「私自身も、この作品を通して自分の歌で少しでもその力の一部になりたいと思い、出演を決意しました」と語っている。福原さんは、08年4月に「CHANGE」でメジャーデビュー。09年1月に1stアルバム「RAINBOW」、10年6月に2ndアルバム「Music is My Life」を発売した。映画「沈まぬ太陽」(09年)、「悪人」(10年)の主題歌を手がけており、11年はソウル・ミュージックを追究するため、単身でロサンゼルスに渡り、曲作りとボーカルレッスンに励んだ。

 同局の渡辺恒也プロデューサーは福原さんの起用理由を「歌シーンに説得力を持たせるためには、シャンソンズのメンバーに本職の歌い手が欲しいと企画段階から考えていた中で、福原美穂さんの圧倒的な歌唱力とパフォーマンスに引かれ、 どうしても参加していただきたいと思いオファーしました」とコメント。福原さんはすでに現場で歌を披露しているといい「本当に実力のあるアーティストだと実感させられています。このドラマを機に、日本の音楽シーンの中だけでなく、さらに女優としても、さらなる飛躍を遂げてもらいたいと願っています」と期待している。放送は4月12日から毎週木曜午後10時。(毎日新聞デジタル)

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