平清盛:弁慶に青木崇高 4月1日初登場

大河ドラマ「平清盛」に弁慶役で出演する青木崇高さん
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大河ドラマ「平清盛」に弁慶役で出演する青木崇高さん

 俳優の青木崇高さんが松山ケンイチさん主演で放送中のNHK大河ドラマ「平清盛」(毎週日曜午後8時)に弁慶として知られる「鬼若」役で4月1日から出演する。青木さんは「弁慶さま。私はあなたのように強く大きな人間ではありませんが、精いっぱいこの役を務めさせていただきます。もし弱音を吐いたときは泣きどころを思いきり蹴飛ばしてください」とコメントしている。

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 弁慶は、京の五条大橋で源義経と出会い、平家討伐に大活躍したと伝えられており、義経が兄の頼朝に攻められ最期に無数の矢を受けて仁王立ちしたまま息絶えるまで仕えたことで知られている。生まれたときにはすでに髪は肩を隠すほど伸び、奥歯も前歯も生えそろっていたといい、この姿を見て鬼子と恐れた父が殺そうとしたほどだったという。

 青木さん演じる弁慶が初めて登場する4月1日放送の第13回「祇園闘乱事件」では、清盛は僧ともめ、延暦寺の怒りを買ってしまう。武装して神輿(しんよ)を担いで清盛の流罪を訴える僧兵たちに清盛は矢を向け、神輿に矢を当ててしまい都中を巻き込む大問題に発展する。忠盛とともに捕らえられた清盛の処罰をめぐり朝廷内がもめる中、ことの次第を知っている僧兵として登場するのが鬼若である。鬼若は清盛を処罰を恐れぬ男だと証言し……という内容。

 制作統括を務める磯智明チーフプロデューサーは「今、弁慶を演じられる若手俳優は青木崇高さんしかいません。弁慶は、無数の矢を受けて仁王立ちしたまま息絶えました。青木さんの演技は、その姿を演じきれるくらいの生命力にあふれています」と話し「撮影風景を見ていても、きっと若き日の弁慶は、こんなふうに京の街で暴れていたに違いないと感じさせるくらいの説得力が、彼の芝居にはあります」と絶賛している。(毎日新聞デジタル)

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