吉岡秀隆:個性派共演陣に「異種格闘技のような感じ」 ドラマ「猫弁~死者の身代金~」

「猫弁~死者の身代金~」の記者懇談会に登場した吉岡秀隆さん
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「猫弁~死者の身代金~」の記者懇談会に登場した吉岡秀隆さん

 俳優の吉岡秀隆さんが27日、主演を務めたドラマ「猫弁~死者の身代金~」(TBS系)の会見に、演出を手がけた北川雅一さんと登場。個性派俳優からお笑い芸人、声優と多ジャンルからの共演陣について吉岡さんは「皆さんバラバラで統一性がないんですよね。異種格闘技のような感じなので、僕はノーガードでいこうと決めていました」と撮影を振り返った。

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 ドラマは、頭脳明晰ながら、なぜかペットがらみの依頼が多い一方、捨て猫を見捨てられず事務所で11匹の猫をやしない、「猫弁」と呼ばれる心優しき天才弁護士の百瀬太郎のハートフルミステリー。大手靴メーカーの会長の葬儀の式場から、棺を乗せたまま霊柩車が盗まれるという事件が発生。遺族は警察に通報できない事情があり、百瀬に問題解決の依頼が舞い込む……というストーリー。シナリオライター・大山淳子さんの作品で、同局と講談社のコラボプロジェクト「TBS・講談社 ドラマ原作大賞」の第3回大賞を受賞している。

 吉岡さん演じる百瀬を指導する結婚相談所の職員役の杏さんをはじめ、キムラ緑子さん、渡辺美佐子さん、板谷由夏さん、荒川良々さんといった個性派俳優に加え、お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さん、声の出演で声優の林原めぐみさんと個性的なキャスティングもポイントで、吉岡さんは「僕がこういう風に演じようというよりは、相手との演技で百瀬ができた」と役作りを語った。

 また、吉岡さんは「ダブルキッチン」(93年)、「スウィートホーム」(94年)などのヒット作に関わってきた北川さんとの仕事に「『北の国から』とは全く違うプロの人たちに出会ったと衝撃だった。“ドラマのTBS”って言われてきた人たちなんだと思った」と感心しきり。北川さんも、「(主人公の百瀬を)誰に演じてもらうか、原作者と初めにイメージしたら、吉岡さんで一致した」と納得のキャスティングをアピール。原作には続編があることを明かし、「声高に愛や勇気を叫ぶのではないが、毎日一生懸命生きている人の背中を押してくれる作品。百瀬がこの後どうなるのかをドラマでもぜひ描きたい」と、早くも続編に意欲を見せていた。ドラマは4月23日午後9時から放送される。(毎日新聞デジタル)

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