注目アニメ紹介:「GON−ゴン−」 異色のマンガがフルCGでアニメ化

(c)田中政志/講談社・大元メディア
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(c)田中政志/講談社・大元メディア

 正体不明の生物「GON」が仲間たちを巻き込んで大騒ぎするフルCGアニメ「GON−ゴン−」が2日、テレビ東京系でスタートする。

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 原作は、田中政志さんが91~02年に「モーニング」(講談社)で連載していた同名人気マンガ。4月に日本で放送開始の後、韓国やヨーロッパ、アジア各国などワールドワイドな展開を予定しているという。また、アニメの放送に合わせてマンガの連載も「アフタヌーン」(同)で始まる。

 主人公のGONは、恐竜でもモンスターでもない正体不明の生物。見た目は小さいがとてつもない力持ち。本能のまま食べて遊ぶGONが、大自然を舞台に仲間たちとともに生きるさまを描く。

 原作の「GON」は、連載当時からセリフや擬音がないマンガとして注目を集め、日本語が分からなくても読めるために海外でも人気が高く、98年度の「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門の優秀賞も受賞している。アニメ版は原作の世界観を踏まえた上で、親子そろって楽しめる新たなキャラクターイメージを構築している。

 GON役は「スティッチ!」のくまいもとこさん、スピードキングやチョロといった仲間たちには堀内賢雄さん、三ツ矢雄二さんといったベテラン声優を起用しているほか、お笑いコンビのサンドウィッチマンの富澤たけしさんも参加している。アニメーション制作は、韓国のアニメ制作会社・大元メディアと、原作の版元である講談社が共同で担当する。

 放送は、テレビ東京系で4月2日から毎週月曜午後6時~。

 ※放送局・時間は変更される場合があります。

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