高良健吾:初の連ドラ主演に「不安で仕方なかった」 共演の水川あさみにメール

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 俳優の高良健吾さんが11日、東京都内で開かれたWOWOW連続ドラマW「罪と罰 A Falsified Romance」制作発表会見に登場した。連続ドラマで初主演の高良さんは、撮影前は「どうなるか不安で仕方がなかった」と話し、以前にも共演経験があり、プライベートでも仲がいいというヒロイン役の水川あさみさんとメールで相談し合ったことを明かし、「(出来上がったシーンは)他の人とは絶対にできないシーンになった」と胸を張った。

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 ドラマは、落合尚之さんが「漫画アクション」(双葉社)で連載していた同名のマンガをベースに、ドストエフスキーの「罪と罰」を現代の日本に置き換えてストーリーを構築。大学をドロップアウトし、自室に閉じこもり、肥大する自尊心と過敏な劣等感の間でもがく青年・裁弥勒(たち・みろく)(高良さん)は、援交グループを支配する女子高生・馬場光(橋本愛さん)の殺害を思いつく。「生きていても他人も自分も傷つけるだけの害虫。そんな害虫を取りのけたとしてそれが罪になるだろうか?」という自らの心の声に突き動かされた弥勒は行動を起こす。しかし、思いもよらぬ結果が弥勒を苦しめる……というストーリー。高良さん、水川さんのほか染谷将太さん、伊武雅刀さん、田中哲司さんらが出演する。

 高良さんは「(撮影期間は)濃い1カ月半だった。こんなに気持ちを入れて演じられるとは思わなかった。途中から、『これはスゴイドラマになる』という予感と雰囲気の中で芝居ができた。スタッフもキャストもすてきなメンバーだった」と撮影を振り返った。一方、水川さんも高良さんについて「高良君の役に対するエネルギーが現場に満ちていて、キャストやスタッフを引っ張っていっていた。高良君は年下だけれど、信頼していて尊敬している。大変な役だったけれど高良君とできたことがうれしかった」と喜び、自身の役については「すてきな女性とは言い難い。共感できない女性を演じるのは新しいことだったし、挑戦でもあった」と語った。

 高良さんは「見てくれた人が(自身が演じる)弥勒を嫌いと思ってくれてもいいし、弥勒に希望を見いだしてくれてもいいと思う。『人を殺す』など重いテーマのドラマだけれど、自由に感じて自由に考えてくれたらいいなと思います」とドラマをアピールした。 ドラマは29日から毎週日曜午後10時放送。第1話は無料。全6話予定。(毎日新聞デジタル)

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