高良健吾:闇を抱えた主人公に WOWOW連続ドラマ「罪と罰」

高良健吾さんが主人公・裁弥勒を演じる「連続ドラマW 罪と罰 A Falsified Romance」の一シーン
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高良健吾さんが主人公・裁弥勒を演じる「連続ドラマW 罪と罰 A Falsified Romance」の一シーン

 俳優の高良健吾さんがWOWOW連続ドラマW「罪と罰 A Falsified Romance」で主演を務めることが18日明らかになった。高良さんが演じるのは、独自の思想にとらわれ、罪を犯す青年・裁弥勒(たち・みろく)。不幸中毒の一面と聖母像をあわせ持つ複雑なヒロイン飴屋英知香(あめや・えちか)役には女優の水川あさみさんが起用された。そのほか伊武雅刀さんや田中哲司さんといった実力派や、映画「告白」の橋本愛さん、映画「ヒミズ」の染谷将太さんら注目の若手が脇を固める。

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 ドラマは、落合尚之さんが「漫画アクション」(双葉社)で連載していた同名のマンガをベースに、ドストエフスキーの「罪と罰」を現代の日本におきかえて翻案した内容。大学をドロップアウトし、自室に閉じこもり、肥大する自尊心と過敏な劣等感の間でもがく青年・弥勒は、援交グループを支配する女子高生・馬場光の殺害を思いつく。「生きていても他人も自分も傷つけるだけの害虫。そんな害虫を取りのけたとしてそれが罪になるだろうか?」「目的の達成が流血をあがなうだろう」という自らの心の声に突き動かされた弥勒はついに行動を起こした。しかし、思いもよらぬ結果が弥勒を苦しめる……というストーリー。

 4月29日スタートで、毎週日曜午後10時に放送。第1話無料。全6話予定。(毎日新聞デジタル)

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