放送25周年を迎えた音楽番組「ミュージックステーション」（テレビ朝日系）のインターネット向けオリジナル番組が5月4日から配信されることが27日、明らかになった。NHK・民放を含む音楽番組初の試みで、次世代アーティストたちによるスタジオライブ＆トーク番組「MUSIC STATION Young Guns on the Web」を独自に制作し、動画サイト「YouTube」に期間限定で開設する「ミュージックステーション公式チャンネル」で無料配信する。

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　配信する番組は、ミュージックステーションで05年から続く、期待の新人を紹介するコーナー「Young Guns」のウェブ版で、「FUNKY MONKEY BABYS」や「いきものがかり」、「Perfume」、西野カナさんらを輩出してきた名物企画が、ウェブ上で単独の番組として独立する形だ。番組では毎回、ミュージックステーションへの出演が期待される新進気鋭のアーティスト1組を取り上げ、10月末までに計5組のアーティストによる動画コンテンツを順次配信していく。

　収録は毎回、「ミュージックステーション」の生放送終了直後のスタジオで行い、セット、技術ともにクオリティーの高さを維持。トークパートでは、番組MCの竹内由恵アナウンサーも登場する。プロモーションビデオやメーキング映像とは異なる、本格的で価値の高いプログラムを配信することで、今後のネット・オリジナル番組をリードするとともに、日本の音楽シーンの活性化と本家「ミュージックステーション」との相乗効果を狙う。

　5月4日の初回ゲストは、2010年にメジャーデビューし、11年秋には日本武道館でワンマンライブを成功させるなど各音楽メディアからも注目され4人組バンド「SEKAI NO OWARI（セカイノオワリ）」。メンバー4人が共同生活しているエピソードや武道館ライブの様子、曲誕生の裏話などについて、竹内アナとリラックスした雰囲気でトークを展開し、慣れないテレビカメラの“接近戦”に戸惑いながらも、「天使と悪魔」を披露する。

　オリジナル動画「MUSIC STATION Young Guns on the Web」は5月4日から配信。本家の「ミュージックステーション」は毎週金曜午後8時からテレビ朝日系で放送中。（毎日新聞デジタル）