634メートルと世界一の高さを誇る自立式電波塔「東京スカイツリー」が22日オープンする。周辺ではスカイツリーを中心に東京都内最大級の商業施設「東京ソラマチ」、すみだ水族館、プラネタリウムなどを備えた一大観光施設「東京スカイツリータウン」が誕生。開業初日は約20万人の来場が見込まれており、かなりの混雑が予想される。「東京スカイツリータウン」の広報担当の話によると、警備や誘導、案内などに約800人を配置し、来場者に対応。場合によっては、入場制限を行う可能性もあるという。
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東京スカイツリータウンの“街びらき”は午前10時から行う予定で、東京スカイツリーは正午から営業開始。タウン内へは複数の入り口から入場できるが、初日は押上駅側の「ソラミ坂広場」などに限定して入場を誘導するという。
東京スカイツリーは、空に向かって伸びる大きな木をイメージしてデザインされた自立式電波塔。放送施設のほか、商業施設や第1展望台の「天望デッキ」、第2展望台「天望回廊」などを備え、地上から高さ約350メートルに位置する「天望デッキ」には、レストラン「Sky Restaurant 634」やオフィシャルショップがある。約450メートルの「天望回廊」は、展望台として日本一の高さを誇り、スカイツリーの最高到達地点(高さ451.2メートル)には、LEDなどの演出で空中に浮遊しているような体験が楽しめるアトラクション「ソラカラポイント」がある。
天望デッキと天望回廊へは入場チケットが必要だが、7月10日まで完全予約制となっており、ほぼ完売状態。7月11日からの当日入場券は、天望デッキが大人2000円、中高生1500円、小学生900円、幼児(4~5歳)600円。天望回廊への追加料金は、大人1000円、中高生800円、小学生500円、幼児300円。
商業施設「東京ソラマチ」は、東京スカイツリータウンのイーストヤード、タワーヤード、ウエストヤードの3区画内の延べ計約5万2000平方メートルに、ファッションや雑貨、スイーツ、レストランなど、専門店を中心に商業施設としては都内最大級の312店舗が出店。「すみだ水族館」やプラネタリウム「天空 in 東京スカイツリータウン」なども整備され、東京の新名所として、東京スカイツリータウン全体で、初年度3200万人の来場者を見込んでいる。(毎日新聞デジタル)
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