AKB48:現役音大生の松井咲子がクラシック番組でテレビ初司会

日本テレビ提供
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 人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーで現役音大生の松井咲子さんが、8月から日本テレビのクラシック音楽番組「読響シンフォニックライブ」の司会を務めることが明らかになった。松井さんは、既に読売日本交響楽団(読響)のリハーサルも見学し、読響に所属する母校の先輩からも温かい言葉をかけられたといい、「これまでクラシックを聴く機会がなかった方でも、この番組がクラシックに触れるきっかけになれば。私がその『かけはし』になれるように、頑張ります!」とテレビ番組初司会に意気込んでいる。

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 松井さんは、子供のころからピアノを学び、現在は東京音楽大の器楽専攻ピアノ科4年に在籍しており、AKB48のメンバーとして出演したテレビCMやコンサートでもモーツァルトやショパンのピアノ曲を演奏し、その腕前を披露。また、今年1月にフジテレビ系で放送されたバラエティー番組「第3回芸能界特技王決定戦 TEPPEN」では、それまで2回連続で優勝していたお笑いコンビ「かつみ・さゆり」のさゆりさんを降し、ピアノ部門の王者に輝いている。

 これまで演奏会に行ったことはあるものの、間近で練習風景を見るのは初めてだったという松井さんは、「最初の練習からすごく素晴らしい演奏で、一人一人が素晴らしい音楽家の皆さんなのだと感じましたし、ピアノを一人で練習するだけでも大変なのに、いろんな種類の楽器が大勢集まって一つの音楽を作るというのは、本当に『すごい!』と思いました」と自身の体験も交えながら感想を語り、「私自身、音大に通ってはいますが、クラシック音楽についてまだまだ知らないことがたくさんあります。今日も指揮者の藤岡幸夫さんにインタビューして『なるほど!』と思えるようなお話がいっぱいありました」と大いに刺激を受けたという。松井さんは司会者として曲の紹介や、指揮者、演奏者のインタビューを行うほか、演奏会場のバックステージや練習場に潜入し、さまざまなリポートをしていく予定だ。

 日本テレビの斎藤政憲プロデューサーは、「AKB48のメンバーとして多忙な毎日を送りながら、“かくし芸”レベルではない、音楽の専門教育を受けており、ラジオなどで自分の言葉で語れる力も持っている」と起用の理由を語り、「ご本人には、あまり資料を集めて勉強し過ぎないでね、とお願いしました。番組を通して、松井さん自身がオーケストラの面白さを発見していければ」と期待を寄せている。

 放送は毎月第3水曜深夜2時14分から。松井さんの初司会は8月15日深夜放送分からで、これまで司会を務めていた日本テレビの古市幸子アナウンサーは7月19日深夜の放送で番組を“卒業”する。(毎日新聞デジタル)

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