推理作家ポー：世界初の推理作家と模倣殺人犯が対決　話題作のビジュアル公開

　「モルグ街の殺人」などで知られる世界初の推理作家エドガー・アラン・ポーと、ポーに魅せられた小説模倣犯の頭脳戦を描く映画「推理作家ポー 最期の5日間」（ジェームズ・マクティーグ監督）のポスタービジュアルが27日、公開された。ポー役のジョン・キューザックさんを中心に、連続殺人鬼に挑むエメット役のルーク・エヴァンスさん、ポーの婚約者エミリー役のアリス・イヴさんの姿が描かれている。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　エドガー・アラン・ポーは、「アッシャー家の崩壊」などの怪奇小説や、世界初の推理小説とされる「モルグ街の殺人」や「黄金虫」などの著作で知られる19世紀の小説家。1849年に謎の死をとげたが、「シャーロック・ホームズ」のコナン・ドイルや名前をペンネームに使った江戸川乱歩など、後の作家にも大きな影響を与えた。

　映画は米ボルティモアを舞台に、ポーと模倣犯による命をかけた5日間の壮絶な戦いを描いたミステリー。「モルグ街の殺人」の手口に似た連続事件の容疑者にされたことをきっかけに、模倣犯を追うことを決意したポー（キューザックさん）だったが、謎の殺人鬼は婚約者のエミリー（イヴさん）を誘拐し、ポーに殺人の“偉業”を新聞に連載するよう挑戦状をたたきつける……というストーリー。

　また、同日から予告編の映像も公開。次々と起きる連続殺人事件に加え、恋人を奪われ翻弄（ほんろう）されるポーの姿が描かれている。10月12日から全国ロードショー。（毎日新聞デジタル）