平清盛:五条大橋の戦いに平家も登場 名場面は10月に放送

NHK提供
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 俳優の松山ケンイチさんが主演するNHK大河ドラマ「平清盛」の大きな見どころの一つ、五条大橋での源義経と弁慶の戦いの場面の演出が26日、明らかになった。チーフ演出を手がける柴田岳志エグゼクティブディレクターが「禿(かむろ)と呼ばれる平家の悪童集団が絡んでいきます」と明かしている。また同場面が、10月14日の第40回で放送されることも明らかになった。これまでに義経は神木隆之介さんが演じることが発表されており、弁慶は青木崇高さんが演じている。

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 五条大橋は義経と弁慶が出会った場所ともいわれ、そこで繰り広げられた二人の戦いは古来、絵本や舞台で描かれてきた有名な場面。05年に人気ユニット「タッキー&翼」の滝沢秀明さん主演の大河ドラマ「義経」では、日本的な美しさの象徴として桜と月明かりのもと、二人が戦いを繰り広げるドラマチックで幻想的な手法がとられた。

 今回は、義経と弁慶の迫力ある立ち回りに、平家の悪童集団が絡むことから、義経と弁慶の源氏のシンボルカラー白と、平家の悪童集団のシンボルカラー赤が入り乱れ、後の源平合戦を彷彿(ほうふつ)させるシーンになるという。

 柴田エグゼクティブディレクターは「今回の殺陣はスピードが勝負。二人の迫力ある立ち回りにご期待ください!」ともコメントしている。

 大河ドラマ「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、武士の新興勢力・平氏の元で育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ねて武士の頂点に立ち、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という物語。平清盛(松山ケンイチさん)は白河法皇(伊東四朗さん)の“落胤(らくいん)”で、忠盛(中井貴一さん)が養子にしたという設定で描かれる。総合テレビで毎週日曜午後8時に放送。(毎日新聞デジタル)

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