堺雅人:ゴボウ茶飲んで10代役に挑戦も「心が折れました」 

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 俳優の堺雅人さん(38)が主演を務める金曜ドラマ「大奥~誕生[有功・家光編]」(TBS系)の初回プレミア試写会が5日、東京都内で行われ、堺さんや共演の「KAT−TUN」の田中聖さん(26)らが舞台あいさつを行った。ドラマでは10代の僧侶役を演じる2人だが、堺さんは実年齢とのギャップに困惑したといい、「ゴボウ茶を飲んだら20歳若返ると聞いて、役が18歳と聞いていたのでそれならちょうどいいやと思って、それ以来1年近く飲んでたんですが、台本を読んでみると最初の(役)の年齢が15歳って書いてあって、そこで心がぽっきり折れましたね(笑い)」と振り返り、「でも、その前になんで18歳いけると思ったんだろう」と苦笑いを浮かべていた。

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 また田中さんは、「生まれて初めて美白の化粧水を買いましたね。あと体重も7キロ落としました。あと、10代ということで、とりあえずすね毛をそりました。でも、(ドラマで)見えてないです」と話し、会場の笑いを誘っていた。

 「大奥」は、謎の疫病で男性が女性の4分の1の人口になったことで男女の役割が逆転。仕事も政治も女性が取り仕切るようになった江戸時代を描いたよしながふみさんのSFマンガが原作。10年には女優の柴咲コウさん、「嵐」の二宮和也さんらにより映画化され、興行収入は23億円、動員200万人を突破するなどヒットした。

 今回のドラマは映画の続編プロジェクトとして制作。三代将軍・家光の時代を描く。家光は女優の多部未華子さん(23)が演じ、堺さんは家光の側室になるため還俗(げんぞく)させられ、大奥に送り込まれる美しい僧侶・有功(ありこと)を演じる。また、有功の弟子で、後に家光の側室となる玉栄(ぎょくえい)役に田中さん、春日局役に麻生祐未さんが出演。そのほか平山浩行さん、南沢奈央さん、段田安則さん、内藤剛志さんらも出演する。

 舞台あいさつには、多部さんも登場。ドラマの試写会に緊張して、言葉を詰まらせながらあいさつしていた多部さんだったが、ファンのMISIAさんが主題歌を歌うという話になると、一転、「MISIAさんの曲がかかるドラマに出るのが夢だった。家光目線でも、有功目線でも、玉栄目線でも取れる歌詞がすてき。これは、本当にMISIAさん本人に伝えたい」と軽快なトークで、喜びを表現していた。

 ドラマは12日から毎週金曜午後10時放送。初回は15分拡大版。また、ドラマ終了後の12月22日からは、五代将軍・綱吉の時代を描く映画「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」も全国公開予定。引き続き堺さんが主演し、有功とうり二つの謎の男・右衛門佐(えもんのすけ)を演じるほか、綱吉役に菅野美穂さんが出演する。(毎日新聞デジタル)

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