真矢みき:成増刑事の元カノ設定に「ちょっとはにかんでみた」 「捜査地図の女」の見どころを語る

テレビ朝日提供
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 女優の真矢みきさんが初主演する連続ドラマ「捜査地図の女」(テレビ朝日系、毎週木曜午後7時58分)が18日にスタートする。捜査地図を駆使した推理で容疑者のアリバイを崩していく刑事・橘珠子を演じる真矢さんは「予期していなかったお話だったので純粋にうれしい」と喜びを語った。「お芝居が楽しくなってきたと思っていたところだったので、いただけた運に感謝しています。人生の大きなトピックスですね」とうれしそうに放送直前の初主演ドラマの魅力を語った。(毎日新聞デジタル)

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 「捜査地図の女」は、京都を訪れた旅人たちが事件の関係者として登場し、珠子と同僚たちが不幸な事件を起こしてしまった人々に誠心誠意、救いの手を差し伸べ、親身になって解決しようと奮闘する姿を描く。真矢さんふんする橘珠子は、京都府警捜査1課に属するベテラン女性刑事で、散歩や旅行が大好き。京都のあらゆる道という道を知り尽くしており、“人間GPS”というべき才能を生かして捜査地図の作成を任されているという役どころ。

 地図が大好きという真矢さんは、この役との出会いに「私のこと調べたのかなと思ったけれど、全くの偶然だそう。だからこそ運命を感じました」と話す。「一番最初に好きになったのは日本地図ですね。あと、町の散歩地図のようなものも好き。地図の縮小をセンチで測って、実際の距離を出すのが好きなんです。(尊敬する)伊能忠敬は、よくぞ俯瞰(ふかん)で見る機材のない時代に、正確な測量をやったと思う」と夢中で“地図愛”について語った。今までにない“捜査地図”を中心に事件を解決するという展開には「地図は時間と距離感という揺るぎない確固たる証拠、(捜査の)一番の大黒柱のような気がする。1枚のアナログな平面が立体的に語られるという発想と痛快さが魅力です」と話した。

 地図好き以外に役との共通点を聞くと、「すごくマイペースな役。ほぼ私と似ちゃっていて、最近はどこまでが自分か、違いかよく分からないくらい。違うのは、京都に住んでいないことくらいになってきました。ほぼ私だと思っていただいて間違いないかな」といい、「歩くのも大好き。普段も仕事が終わったら、低い靴に履き替えて、歩いて帰ることも多い。女性の刑事さんは普通はパンプスですが(珠子が)スニーカーを履くのは、私から提案させてもらった」と独自の役作りも明かした。

 第1話では、同枠の人気ドラマシリーズ「京都地検の女」に寺島進さん演じる成増刑事が特別出演。「珠子と成増は若いころ付き合っていた」という裏設定で、珠子は恋人時代に成増からプレゼントされた数珠ブレスレットを着けて登場する。裏設定について、真矢さんは「京都だから、私も数珠を着けたいと思ったとき、そういえば成増さんはいっぱい着けてたな。元カノっていいかも、と思い立った」と自ら提案したといい、「だから、(2人の)撮影のとき、ちょっとはにかんでみたりした! 気まずいんだけれど、なんとなく気を許している、そんな空気を何気なく出すのは面白いかなと思って」とちゃめっ気たっぷりに第1話の見どころを語った。

 ドラマは、珠子の捜査活動を通して、京都という町の魅力、新たな観光やグルメスポットなど旅的な要素も織り込まれているのも特徴。真矢さんは「京都の魅力がふんだんに入っておりますが、違和感は全然ないんですよ」とアピール。「秋の小説みたいに深みがある。本当に旅したみたいな気分になれると思うんです」と“京都トラベルミステリー”に自信を見せていた。

 <プロフィル>

 まや・みき。1964年1月31日生まれ、O型。趣味は旅行、絵、特技は歌、ダンス、日舞、バトン、作詞。テレビ朝日系ドラマ「捜査地図の女」で初主演を務め、同ドラマの挿入歌となる山梨鐐平さんとのデュエット「私の迷宮」も担当している。

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