注目ドラマ紹介:「遅咲きのヒマワリ」 四万十川舞台にした生田斗真主演の青春群像劇

「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」に出演する真木よう子さん
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「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」に出演する真木よう子さん

 俳優の生田斗真さんが主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」が23日、スタートする。高知県の清流・四万十川を舞台に、男女7人の若者の姿をリアルに描く青春群像劇だ。生田さんは、09年の「魔女裁判」(同局系)以来、約3年半ぶりの連ドラ主演となる。

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 同ドラマは、80年代の「北の国から」、90年代の「白線流し」、00年代の「Dr.コトー診療所」などに続く、同局の新たな“地方モノ”。働きたくても働き口がない「ロスジェネ(Lost Generation)」といわれる就職氷河期を経験した若者たちが、四万十川の大自然と対峙(たいじ)しながら、自らの夢や希望、痛みや秘密などと向き合っていき、さまよいながら人生をリニューアルしていくという内容になっている。

 生田さんが演じる小平丈太郎は、東京の私大で学生生活を過ごした後、ゆったりとした就職活動を経て、結局派遣社員となり、そこそこの満足とそこそこの不安を抱えた日常を送る28歳の今どきの若者で、正社員への登用を目前に解雇され、長年つき合った彼女にも別れを告げられ、実家に帰ってみたが、居場所もなく途方に暮れるという役どころ。たまたま見つけた「地域おこし協力隊」募集のページがきっかけで、まったく縁もゆかりもない高知県四万十市を訪れる。

 ヒロイン・二階堂かほりを演じるのは、真木よう子さん。東京の有名私立医大を卒業後、がんの研究医として最前線の医局に勤めるが、突然指導医の命により、生まれ故郷の四万十の市民病院に臨床医として派遣されてしまうという役どころ。そのほか、「地域おこし協力隊」の隊長・藤井順一を桐谷健太さん、かほりが勤めることになる病院の看護師・森下彩花を香椎由宇さん、かほりの元恋人で今は彩花と同居している松本弘樹を柄本佑さんが、丈太郎に興味を持つ今井春菜を木村文乃さん、かほりの姉で高校時代は地元のアイドル的存在だった島田さよりを国仲涼子さんが演じる。

 第1話は、正社員への登用を目前に派遣社員を解雇された丈太郎(生田さん)は、恋人からも別れを切り出され、疎遠だった実家に戻ってみても、堅実な弟の啓太郎(生田竜聖アナ)がしっかり根付いており、自分の居場所はなくなっていた。途方に暮れたそんな折、ネットで偶然見つけた高知県四万十市の「地域おこし協力隊」応募する。四万十市の駅に降り立った丈太郎は、飛行機の中で見かけたかほり(真木さん)に親近感を感じ、声を掛けるが受け流されてしまった。地元の高齢者をサポートするという仕事を紹介された丈太郎。翌日、市民病院に高齢者を送ると、突然一人の女性の具合が悪くなり……というストーリー。

 主題歌は「Mr.Children」の「常套句」が起用された。ドラマは23日から毎週火曜午後9時放送。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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