純と愛:再就職先ホテルで新展開 新キャストに余貴美子、石倉三郎、映美くららら

「純と愛」新キャストの記者会見に登場した(前列左から)夏菜さん、余貴美子さん、石倉三郎さん、(後列左から)映美くららさん、田中要次さん、朝倉あきさん
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「純と愛」新キャストの記者会見に登場した(前列左から)夏菜さん、余貴美子さん、石倉三郎さん、(後列左から)映美くららさん、田中要次さん、朝倉あきさん

 女優の夏菜さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説「純と愛」の後半に登場する新キャストとして余貴美子さん、石倉三郎さん、映美くららさんら5人が発表され6日、大阪放送局(大阪市中央区)で会見を行った。「こんなやる気のない格好で失礼します。もうちょっと“いけてる”服を着たかったのですが……」と役柄の衣装で登場した余さんは「いろんなことが初めてで、この歳ですがすごくワクワクして参加させていただいています」と意気込みを語った。

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 ドラマは、11年の大ヒットドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の脚本家・遊川和彦さんが手がけたオリジナルストーリー。ドラマの舞台は、大阪市大正区と沖縄の宮古島。夏菜さんが演じる大阪で生まれたヒロイン・狩野純が、宮古島に移り住み、大学卒業後、大阪に戻ってすべての客が笑顔になる“魔法の国”のようなホテルを作るためにホテル業界に飛び込み、夫となる愛(いとし)と出会う。その2人の成長を描くコミカルでハートフルな現代劇。純の父を武田鉄矢さん、母を森下愛子さん、兄を速水もこみちさん、弟を渡部秀さん、祖父を平良進さんが演じ、夫となる愛を風間俊介さんが演じている。

 後半は、再就職したホテル「里や」で、それぞれの家族の問題に振り回されながら、“魔法の国”作りに奮闘する姿が描かれる。新キャストは「里や」の従業員たちで個性的なキャラクターぞろい。テレビドラマばかり見ている女将・上原サトに余さん、子連れの客室係・天草蘭に映美さん、ジュースを飲んでばかりで働かない雑用係の宮里羽純に朝倉あきさん、おいしくない料理を作る板前の藍田忍に田中要次さん、同性愛に目覚めた琉球舞踊の家元・金城志道に石倉さんが起用される。

 朝ドラ初出演となる映美さんは「役者になってから朝ドラに出演するのが一つの目標だったので、国民的ドラマでお茶の間に登場できることが本当にうれしい」と喜んだ。遊川さんのファンだという田中さんは「まさかこのドラマでご一緒になれるとは。非常にいろんな期待でワクワクしております」と喜び、「朝ドラの異端と言われているこのドラマがさらに『なんだこれは!』と話題になってほしい」と意気込んだ。朝倉さんは「こびの一つも愛想の一つもない従業員の役」に戸惑い、遊川さんと話し合ったと明かし、「“愛”がまた滝のように流れだすような展開になる予感がして、思わずその場で涙を流してしまいました」と今後のストーリーへ期待を寄せていた。放送は総合テレビで月~土曜の午前8時~同15分ほか。全151回。(毎日新聞デジタル)

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