女性アニメファンの“聖地”とも呼ばれる東京・池袋のアニメグッズ専門店「アニメイト池袋本店」が17日に移転することになり、13日に報道陣向けに新店舗の内覧会が開かれた。JR池袋駅東口から徒歩約5分の好立地に移転したのに加え、取り扱いアイテム数が約20％増加。さらに、約300人を収納できる多目的ホールやラジオや動画の収録ができるスタジオなど体験型の施設が新設されており、池袋の新名所として注目が集まる。

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　前店舗はJR池袋駅から徒歩約7分のサンシャインシティ近辺に00年10月にオープン。サンシャインシティ近辺は、前店舗を含めてアニメやマンガなどを扱う店舗が多いことから“乙女ロード”と呼ばれている。新店舗は、JR池袋駅から徒歩約5分の豊島公会堂近隣のビルにオープン。商品について相談できるコンシェルジュが常駐するほか、エレベーターを2基に増やし、階段を広くするなどスムーズに買い物ができるようになる。アニメイトの企画宣伝部の山坂健介さんは、新店舗について「コンセプトは“夢の空間の創出”。利便性がよくなり、お客様がスムーズに買い物ができるようになりました」と説明している。

　新店舗は全9フロアで、1階には新刊書籍や雑誌に加え、人気作「黒子のバスケ」「マギ」「うたのプリンスさまっ」のグッズを取りそろえる。2～4階はコミックスやライトノベル、5、6階はキャラクターグッズをとりそろえた。7階のオーディオビジュアルコーナーでは宮野真守さん、神谷浩史さん、小野大輔さんら人気声優のCDコーナーのほか、女性向け恋愛ゲームを集めた「おとめゲームコーナー」を設置する。8階は企画コーナーで12月9日まで「B’s−LOGクラスタフェア」などを開催。9階は多目的ホールとなる。

　17日はオープニングセレモニーが開催され、声優の関智一さんや長沢美樹さんらが登場予定。また、「銀魂」の「おめでたいやき風まんじゅう」や「黒執事」のグラス、「初音ミク」のマグカップ、同日に公開される「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q」のどら焼き、パーカーなどオープン記念限定グッズが販売される。（毎日新聞デジタル）