第63回紅白歌合戦:初出場のエアバンドが“エア出場”の危機?

「第63回NHK紅白歌合戦」に初出場するゴールデンボンバーの(左から)歌広場淳さん、鬼龍院翔さん、喜矢武豊さん、樽美酒研二さん
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「第63回NHK紅白歌合戦」に初出場するゴールデンボンバーの(左から)歌広場淳さん、鬼龍院翔さん、喜矢武豊さん、樽美酒研二さん

 ビジュアル系エアバンド「ゴールデンボンバー(愛称・金爆)」が大みそかに放送される「第63回NHK紅白歌合戦」に初出場することが決まり、26日に同局で行われた出場歌手発表会見に登場した。それぞれが意気込みを語っている最中、メンバーが下ネタで会場を凍り付かせ、司会を務めた有働由美子アナウンサーをたじろがせていた。

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 ゴールデンボンバーは、インディーズレーベルに所属し、ボーカルが歌う以外は楽器を当てぶりするだけで演奏しないという独特のパフォーマンスで話題を呼ぶ“エアバンド”。ボーカルの鬼龍院翔さんは「(紅白に)出られるんですよね? (会見で周りに座っている初出場者は)そっくりさんじゃないですよね? みんな本物ですか?」といぶかり、「楽器を演奏しないバンドですけど親は喜んでいると思います」と手放しで喜んだ。

 しかしその後、メンバーの樽美酒研二(だるびっしゅ・けんじ)さんに話を振ると、その口から下ネタが飛び出し、鬼龍院さんは「来年、また来ます!」とボケて見せたものの、会場の冷たい雰囲気に驚いたのか「(出場が)取り消しにならないですよね?」と有働アナに懇願。あ然とした表情の有働アナは「取り消しになるかどうか、これから検討させていただきます。大丈夫だとは思いますが……」とその場を取りつくろった。

 一方、会見後、取材に応じた番組の原田秀樹チーフプロデューサーは「(金爆には)発言には気をつけてくださいと申し上げました。生放送をしていたわけではないので……」と苦笑いしつつ、「ちょっと舞い上がっちゃったんじゃないでしょうか」と助け船(?)を出していた。

 ゴールデンボンバーは04年に結成。鬼龍院さん、樽美酒さんと、喜矢武豊(きゃん・ゆたか)さん、歌広場淳(うたひろば・じゅん)さんの4人組。独特のパフォーマンスで話題を呼び、大ホールでのコンサートチケットが完売するほどの人気を博している。今年、「女々しくて」がヒットした。(毎日新聞デジタル)

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