越谷オサムさんの恋愛小説「陽だまりの彼女」(新潮文庫)が映画化されることになり、女優の上野樹里さんと人気グループ「嵐」の松本潤さんが出演することが3日明らかになった。劇中で恋人役を演じる2人は今回が初共演で、上野さんは「松本さんは俳優、歌手やバラエティーの仕事など非常にマルチに活躍されている方なので、非常に楽しみにしています」とコメント。また、松本さんも「優しくて温かいファンタジーを、上野さんと一緒にお届けできたらと思っております」と語っている。
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「陽だまりの彼女」は、「女子が男子に読んでほしい恋愛小説ナンバーワン」がキャッチコピーの累計発行部数35万部を超える恋愛小説。新人営業マンの浩介(松本さん)は、仕事の取引相手として中学時代の幼なじみ・真緒(上野さん)と偶然再会する。かつて、いじめられっ子だった彼女は、当時とは見違えるほど大人になって、魅力的な女性に変身していた。2人は恋に落ち、やがて結婚を決心するようになるが、真緒は誰にも知られてはいけない“ありえない秘密”を抱えていた……というストーリー。メガホンは、「ソラニン」「僕等がいた」の三木孝浩監督が取る。13年10月に公開予定。
上野さんが映画に出演するのは「のだめカンタービレ 最終楽章 前・後編」(09、10年)以来で「約3年ぶりの映画出演、とてもうれしいです」と喜び、「ピュアな2人の切ないラブストーリーに感動しました。心温まる、読み終わった後に優しい気持ちになれるこの作品をみなさんに感じてもらえるように精いっぱい頑張ります」と気合十分。一方、「花より男子ファイナル」(08年)以来5年ぶりの松本さんも、「原作・脚本を読んで、すぐに『やらせていただきたい』と思いました。2人の恋愛描写だけでなく、世界観やストーリーの面白さに感動しました。一日も早く撮影に入れることを、楽しみにしております」と期待を寄せている。
テーマソングは、原作にも度々登場する米ロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」の「素敵じゃないか」を起用。クランクインは、13年1月中旬予定。(毎日新聞デジタル)
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