ティム・バートン監督:親日家の理由語る 「いつも日本でインスピレーションを受ける」

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 劇場版アニメ「フランケンウィニー」をモチーフにしたファッションコンテストが、東京・新宿の「東京モード学園」で5日に行われ、同作を手がけたティム・バートン監督が出席した。親日家としても知られるバートン監督は「なぜ私が、日本にこんなに来るのが好きなのか、それは今日のような場が証明している」と語り、「日本のみなさんのデザインセンスや創造性、すべてが本当に美しく、私がいつもインスピレーションを受けるものばかり」とコンテストに参加したスタイリストの卵たちのファッション性の高さを称賛していた。

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 コンテストは、「フランケンウィニー」の公開を記念して、同学園のスタイリスト学科の学生たちが同作の世界観をファッションとメークで表現。主人公・ヴィクターと愛犬・スパーキーの“奇妙な世界の友情”をテーマに、キッズモデルと犬のペア6組によるファッションショーが行われた。「スタイリング賞」は、犬の足型や電球などのモチーフがついたマントが印象的な平野正之さん率いる「Fチーム」、「ヘア・メーク賞」は、雷が落ちた衝撃をヘアスタイルに表現した尾花幸恵さん率いる「Aチーム」が選ばれた。

 バートン監督とともに、同アニメのインスパイアソング「WONDER Volt」を手がけた歌手の木村カエラさんも審査員として出席。映画について「白黒ですが、気持ちがカラフルになる物語」と語り、楽曲制作は「孤独から生まれる希望を歌詞に表現してみました」と明かした。また、同曲についてバートン監督も「とても大好きで気に入っている。非常に映画の精神をとらえた曲」と太鼓判を押していた。

 「フランケンウィニー」は、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「アリス・イン・ワンダーランド」などで知られるバートン監督の最新作。孤独な少年ヴィクターと“禁断の実験”によってよみがえった愛犬スパーキー(フラン犬)とのピュアな愛が、街中に大事件を巻き起こす冒険ファンタジーで、モノクロの3Dで描かれる。15日に公開予定。(毎日新聞デジタル) 

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