「アリス・イン・ワンダーランド」(10年)などで知られるティム・バートン監督が、自身がかつて作った実写短編映画をストップモーションアニメでリメークした「フランケンウィニー」が15日から全国で公開された。10歳の少年ヴィクターが、死んでしまった愛犬スパーキーを“禁断の実験”によって生き返らせる。それによって巻き起こる騒動を白黒映像で描き出したファンタジーだ。
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ストップモーションアニメとは、人形を24回動かしては止めることで1秒分の動きを表現するというもの。スタッフたちは今作を2年間かけて製作したという。通常、ストップモーションアニメらしさはぎこちない動きにあるものだが、今作においては、動きがなめらかなせいで、まるでコンピューターグラフィックス(CG)のアニメーションを見ているような気分になったほど。セットに登場するミニチュアの小道具も細部にまで配慮が行き届いており、雨粒の影がガラス越しに布団に映リ込むなど、芸の細かさにもうなった。
生き返ったものの、つぎはぎだらけのスパーキーはじめ、ヴィクターやヴィクターのクラスメートなど“キモカワイイ”キャラクターが大勢出てきて、それぞれがチャーミングで見ていてほほえましい。しかし、可愛いだけではなくダークな表現もあり、その一方でホロリとさせられる場面もある。バートン監督が大好きだという、30~40年代のモンスター映画に対するオマージュも込められている。そもそもこのストーリーは、バートン監督が愛犬を失った幼少時代の記憶と映画「フランケンシュタイン」(1931年)を合わせて生まれたものだそうで、まさに、バートン監督ならではの作品に仕上がっている。15日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。3D同時公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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