映画興行成績：「ONE PIECE」がV2　公開10日で興収30億円突破

　25日発表された22、23日の映画観客動員ランキング（興行通信社調べ）によると、尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE（ワンピース）」の12作目となる劇場版アニメ「ONE PIECE FILM Z」が2週連続で首位を獲得。連休3日間の成績は、動員約83万5700人、興行収入約10億2200万円、公開10日間の累計では、約261万1300人、約31億7600万円と早くも30億円を突破した。大ヒットを受け、入場者プレゼントのコミックス「第千巻」を200万部増刷し、最終興収70億円超えを目指している。

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　2位は、仏文学の巨匠ビクトル・ユゴーの大河小説を原作としたミュージカルを映画化した「レ・ミゼラブル」。全国360スクリーンで21日に公開され、土日2日間で動員約22万9200人、興行収入約2億9500万円、連休を含む4日間では約41万9400人、約5億3600万円だった。そのほか新作は、10年に公開された「大奥」の続編にあたる映画「大奥～永遠［右衛門佐・綱吉篇］」が8位にランクイン。全国307館で公開され、土日2日間は約7万7300人、約9700万円、初日からの連休3日間で約11万1000人、約1億3800万円だった。

　「レ・ミゼラブル」は、人としての正しい道を模索するジャン・バルジャンの波瀾（はらん）万丈な人生を軸に、多彩な登場人物の運命が交錯する壮大なドラマが描かれる。主人公バルジャンをヒュー・ジャックマンさん、ファンティーヌをアン・ハサウェイさん、コゼットをアマンダ・セイフライドさんが演じるほか、ジャベール役でラッセル・クロウさんら豪華キャスト陣が、名曲で歌声を披露する。

　「大奥～永遠［右衛門佐・綱吉篇］」は、綿密な時代考証に基づきながら、“男女逆転の大奥”という奇抜なアイデアが受けたよしながふみさんの人気マンガが原作。徳川五代将軍綱吉は、一人娘の松姫を亡くし、世継ぎ作りに専念させられることになる。そんな中、京都から大奥入りした右衛門佐は、持ち前の才覚と野心によって大奥での地位を高めていく。一方、一向に懐妊しない綱吉は、次期将軍の父の座をめぐる陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。綱吉役を菅野美穂さん、右衛門佐役を、テレビドラマ「大奥～誕生［有功・家光篇］」（TBS系）で有功役だった堺雅人さんが演じている。（毎日新聞デジタル）

1位 ONE PIECE FILM Z

2位 レ・ミゼラブル

3位 今日、恋をはじめます

4位 007 スカイフォール

5位 ホビット 思いがけない冒険

6位 仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード＆フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム

7位 映画 妖怪人間ベム

8位 大奥～永遠［右衛門佐・綱吉篇］

9位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q

10位 フランケンウィニー